陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

八戸三社大祭

八戸三社大祭法霊山龗神社オンライン渡御祭第三十三日目 〜下大工町附祭若者連中〜︎

令和三(2021)年 八戸三社大祭
法霊山龗神社オンライン渡御祭
第三十三日目 〜下大工町附祭若者連中〜︎

法霊山龗神社instagramからの投稿

写真1〜5:山車の様子︎
動画6:御通り︎
写真7〜9:集合写真

協力:八戸テレビ放送、白陽写真館、八戸市教育委員会社会教育課

本日8月2日、龗神社の八戸三社大祭に於いては最も重儀となる、中日例祭は滞りなく納められました。

その目出度き今日の日にご紹介する山車組は、下大工町附祭若者連中(しもだいくまちつけまつりわかものれんちゅう)です。

下大工町は大正4(1915)年からの参加と、やはり古参の山車組の一つです。
昨日の塩町と同じく、下大工町という住所は現在存在していませんが、八戸市柏崎の一部分が下大工町とされます。

ちなみに下大工町の町内会長さん、私の高校時代の恩師です。
部活動の顧問をして頂いて、3年間目をかけて頂いたり、本当にお世話になりました。

その下大工町ですが、またまた昨日の塩町と同じく東部終末処理場に山車小屋を構えています。
龗神社は、昔は京ヶ原とされた現在の八戸市中心商店街一帯全ての産土神で、氏子制度で区分けはされたものの、現在でも商業地区を多く持つ為、商業地で住民が少ない、空き土地がほぼ無いというエリアが相当あります。

下大工町近隣の朔日町や龍組も同じですが、どこを見ても商業施設で空いてる土地が無く、地元に山車小屋を構えるのが難しい地域です。

東部終末処理場にはもうこれ以上山車小屋を構える事が出来ず、今にも維持できずに消滅する可能性があります。

昨日と同じになりますが、どうか場所の提供をはじめ、山車組維持の為に皆様のお力添えを頂きたく、重ねてお願い申し上げます。

また、参加する事で山車組維持の助けとなる場合もあります。

下大工町は西遊記に関する戦いの場を題材として得意だという事で、新しく参加される方々も含めて仲良く楽しく取り組んでいますそうですので、興味のある方は是非ご検討ください。

現在の代表者、Oさんは、人も少なく疲弊していた下大工町を立ち直らせる為に努力し、人が多く集まる組へと変革を遂げたそうです。
そしてお祭り好きが限度を越した結果、飲み屋街のとあるスナック跡の店舗を自費で借り受け、内装を自分なりに工事し、お店を経営するではなく、山車組関係者の溜まり場として提供しているのだそうです。

と、内丸親睦会の代表者が言っておりました。

これ程のお祭り好きの方々が、自分の地盤と言っても過言ではない山車組を失うのは相当なものがあるでしょう。

ただ楽しむだけではなく、社会的地位に見合う社会性を以て大祭に取り組み、祭りの精神性は我々神社が率先して山車組と共に伝え守っていきたいと思いますので、どうか御支援を賜りたく、重ね重ねここにお願い申し上げます。