陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

豆知識

祝詞作文の日々が続いているので決まり事を確認してみようと思った件

法霊山龗神社instagramからの投稿

最近何かと祝詞作文する機会が多くて、幾つか作文しているうちにふと思いました。

何となく慣れで普段通り書いているけど、書き方や作文の決まり事をちゃんと守っているだろうか?と。

ちなみに字の下手さとかは別問題で。そこで色々思い出しながら、もう一度おさらいしてみようと思いました。

■延喜式の取り決めに基づいて作文しましょう。
■書式は奏上体で作文しましょう。
■抬頭、欠字、平出は使用しない様にしましょう。
■神名は行の最後に書かないようにしましょう。最後になりそうな場合は平出して上に書きましょう。
■平仮名部分は万葉仮名を用いて、右に寄せて小さく書きましょう。
■ラ行の大和言葉は存在しないので気をつけましょう。
■ク諳法(連体形+aku)に注意して使用しましょう。
■基本構成である、起首章句→由縁(神徳)章句→感謝章句→装飾章句→献供章句→祈願章句→結尾章句、の構成内容に気をつけましょう。

という事で、何のことやらわからないとは思いますが、大雑把に言えば祝詞作文に関してはこんな感じで習ったと思います。

最後の基本構成の部分は比較的柔軟になる場合が多いのかなと思いますが、この構成を意識してつまづく事が多いです。

あとは比喩表現などを使用して、美しい文章を意識する事、意味を理解して書く事なども言われました。

祝詞の奏上に関しては、出来る限り抑揚をつけずに平坦に奏上するようにと言われましたが、これは習った先生がどの様な奏上をしていたかに影響されたりします。

私もそうですが、完全に平坦とはならず、発音のし易さや言葉の区切りなどでイントネーションが発生したりしますし、習った時の先生の奏上に大きく影響されていて、その癖が抜けません。

ただ絶対マズいのは、インターネット上でたまに見かける、祝詞にメロディつけて歌っちゃったよ!的なもので、それは「奏上」ではなくて「歌を歌っている」という事ですので、そんな奏上方法は存在しません。

私が初めて偶然にYoutubeで祝詞で歌ってるのを見た時、瞬間的に笑いが込み上げて我慢できず、思いっきり飲み物を吹き出してしまいました。

考えてみてください。あなたが誰かに「仕事の事情で困っているので助けてもらえませんか?」とお願いされている立場の場合です。

相手が歌に乗せてこのお願いをしてきたら、お前頼む立場のくせにバカにしてんのか!?ってなりませんか?

Youtubeで見た時に、
「すいませ〜ん、ちょっとだけぇ〜、おかねー、貸してーもらえーませんかぁ〜?」
っていうのを想像して笑いが止まらなかったんです。

歌、舞、祝詞は神事の中での役割が別ですので、もし自宅の神棚前で神棚拝詞などを奏上する場合は、絶対「うわぁアイツ歌っちゃったよ!」とならない様に気をつけましょう。

と、こんな事を思い出しながら、明日も祝詞作文に励もうかと思います。