陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

社務日誌

法霊山龗神社instagramからの投稿

令和二年葉月二日八戸三社大祭龗神社中日例祭6昨日の祝詞奏上の次、玉串奉奠の紹介です。と思ったのですが、本日はその際に奏楽される、世界最古のオーケストラ形式と言われる雅楽について。玉串奉奠の際は奏楽するというのは、神職が勉強する教本に書いてあります。そして龗神社では法霊神楽士がこれを担当します。一般的には越天楽という曲が奏楽される事が多いのかなと思いますが、龗神社でもやはり越天楽が奏楽されます。実は玉串奉奠以外でも、・御扉開扉・御扉閉扉・献饌・撤饌の際には奏楽があります。写真にはありませんが、御扉の時などは「筝(そう)」という和琴に似た楽器が奏でられています。写真1枚目は「笙(しょう)」といい、ハーモニカの音から雑味を抜いて、音の芯の部分だけ抽出し、のびやかで風雅な余韻を足した様な音が出ます。多分全く伝わっていないとは思いますが、他に表現する語彙を持っておりません…写真2枚目は「龍笛(りゅうてき)」という横笛です。まるで龍の鳴き声の様な音色である、という事で龍笛と呼ばれるそうです。夜真っ暗な場所で、ビブラートのかかった龍笛の音が聞こえたら、幽霊の音のようで多分相当怖いと思います。少なくとも私であれば、恐怖でその場から動けなくなるという自信があります。写真3枚目は「鉦鼓(しょうこ)」という金属製の楽器です。オーケストラのシンバル等と似たような考え方で使われているのかなと思ったりもしますが、雅楽に五線譜があったとするならば、鉦鼓は小節の終わり前にアクセントをつけるように変則的な感じで鳴らされたりする印象があります。但しこれは私の勝手な想像ですので、全く的外れな可能性は十分ありますのでお気をつけください。この他にも楽器はありますが、詳しくは他でお調べ頂ければありがたいです。普段の御祈願の際等は、玉串奉奠時は大概CD等の音源を使用して越天楽を流す事が多いのですが、龗神社は大祭では雅楽を実際に奏楽する様にしています。また、大祭以外の祭典、例えば法霊神楽祭や年越祭などでは、龗神社の場合雅楽ではなく法霊神楽の曲目が奏楽されます。最初に書いたように、雅楽は、オーケストラ形式として世界最古なのだそうです。管弦楽などより圧倒的な歴史を持つそうです。古いから良いとか素晴らしいというのではなく、大昔の人々が同じ音色を聴いていたんだと思うと、今は悠久の昔からの連続で存在するんだと感じて、悩みや辛い事が瑣末な事に思えて気が楽になったりしてます。もし雅楽を耳にする機会があれば、是非その歩んできた時間を感じてもらえればなと思っています。#神社 #龗神社 #法霊山 #法霊山龗神社 #法霊神楽 #雅楽 #雅楽好きな人と繋がりたい #雅楽演奏 #八戸三社大祭 #八戸三社大祭龗神社発祥三百年 #八戸三社大祭中日 #八戸三社大祭2020 #祭り #祭り好きな人と繋がりたい #例祭 #例大祭 #三社大祭 #三社大祭2020 #三社大祭中日 #三社大祭龗神社発祥三百年
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