陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

社務日誌

法霊山龗神社instagramからの投稿

令和二年葉月二日八戸三社大祭龗神社中日例祭5本日は祝詞奏上です。八戸三社大祭では、どちらかと言うと行列に注目が集まって、中日例祭がある事さえ知らないという方が圧倒的だそうです。しかし以前書きましたが、三社大祭全ての中で、中日例祭が最も重儀です。言い方は良くないですが、中日例祭が斎行されれば行列が無くても、龗神社の八戸三社大祭は滞りなく納められたと言えなくはないという事になります。そして、その例祭に於いて何を願い、何を感謝し、何を差し出すのかという事を明確に伝えるのが祝詞奏上という事になるわけです。中日の祝詞に於いては、八戸の発展安寧や氏子の平穏無事を願い、今日までの1年間の御恵を辱み感謝して、更なる御神威の発揚を願い崇敬の誠を捧げ、その御霊を御慰みする、大まかに言えばこの様な事を奏上します。また同時に、今日までの1年の役目を終えた恩頼を元の御座にお返しし、新たな恩頼を頂き更新するという考え方をしています。昨年の中日例祭は、テレビの特別番組が制作される事や、八戸市の新美術館等の企画もあり、多数の関係者にて行われました。しかし例年は、参列者の70%程度が観光客の方となっており、伺うとウェブで調べていらっしゃったという方がほとんどでした。前にも書きましたが、山車組はこの例祭に参列しないのに行列に参加するのはおかしくないですか?山車の方々は恥ずかしいと感じないのですか?等とおっしゃる方々もほとんどがこの観光の方々で、私自身も恥ずかしく、自分達が伝えて来なかった事を情け無く感じます。今後頑張ろうと思います。この様な質問や意見を頂くたびに思うのですが、やはり大都市圏の方々は、地方人と比べると文化伝統のディテールに対して非常に真摯な方が多いな、という印象を持ちます。イベント的に堕落するのを良しとせず、在るべき伝統や精神性を尊重するというか。神社ブームと言われるものの根幹を支えるのは、この様な部分にあるのかも、と思ったりしています。私も数年前まで首都圏に暮らしていましたが、その頃から既にその様な感じは受けていたものの、八戸に戻って龗神社に奉職してから、その印象は更に強くなりました。通常の年では、中日例祭は一般参列が可能です。機会がありましたらぜひご参列ください。#神社 #龗神社 #法霊山 #法霊山龗神社 #八戸三社大祭 #八戸三社大祭龗神社発祥三百年 #八戸三社大祭2020 #八戸三社大祭中日 #例祭 #例大祭 #祝詞奏上 #祝詞 #伝統文化 #祭り #祭り好きな人と繋がりたい #三社大祭 #三社大祭2020 #三社大祭中日 #三社大祭龗神社発祥三百年
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