マンガでもここまでヒドくは書かないだろうという焼身自殺未遂から始まる壮絶な人生を歩んできた方が枉事祓いにいらした話
本日岩手県から彼女とお二人でいらした、枉事祓いをお願いしたいという方のお話。
ちなみにご本人は岩手県在住ですが、彼女さんは八戸市在住の方です。お申込の段階では、悪い事が続くのでそのような厄災や枉事のお祓いをお願いしたいという事でした。
もしかして複雑だったりするかと思い、一応ある程度の方向性は考えてお待ちしていましたが、実際いらしてから伺うと、想像の遥か上を行くものでした。
まずは19歳の時に様々な事情が重なり、精神が限界を越してしまい、自らに火を放ち焼身自殺を図ったそうです。
幸い一命は取り止め今に至ります。
病院に運ばれて、意識不明で当然意思表示も話す事もできませんでしたが、意識を回復してコミュニケーションが可能なまでに回復できたそうです。
するとそこで驚きの事実を知る事になります。
意識不明であった期間に、なんと昔の同級生の女性と結婚していたそうです。
そもそも人生を諦めて自殺を図ったので、しょうがない、結婚したんだったら知らない人じゃないし大切にしていこうと思ってそのまま結婚生活を送る事になります。
そして愛知県名古屋市や東京で仕事をしながら生活をしていたそうですが、引っ越し屋で働いていた際、普通に終わって帰ったら、依頼主の女性から会社に対して、今日来た人にセクハラを受けたと訴えがあったそうです。
警察からは認めて解決金を支払い示談とするように言われ、示談金を払ったそうですが、最終的にはこの女性が金銭目的の痴漢詐欺の常連で、他の被害者の訴えなどもあり、冤罪が証明されます。
謝罪はあったものの金銭は戻ってこなかったそうです。
これはテレビなどでも散々報道された事件で、数十人に亘る被害者のうちの一人だったそうです。
それから暫く経ったある日、朝行って来ますと言って仕事に行き、夜自宅に戻ると、奥さんが現金通帳その他全てを持って消えていたそうです。
のちに、焼身自殺未遂で当時障害者一級であったご本人の配偶者になって、様々な免除や助成金を目的に、本人の意識がないうちに勝手に婚姻関係を結んだという事実が判明します。
要は犯罪行為です。
その後も、会社に関わる事件の犯人に疑われ、冤罪だったそうですが大変な目に遭います。
その他にも細々書くとキリが無いほど多くの事を伺いましたが、自分の境遇を諦めて生きていた部分もあって、警察沙汰や裁判沙汰にはせずに放っておいたそうです。
この様な境遇全てを受け入れて今の彼女さんは一緒に寄り添っているそうですが、昨年があまりにも酷かったので、友人に相談して龗神社にお祓いに行くと決めて、彼を連れて来たのだそうです。
お話を伺い悩みましたが、祝詞としては
思い返せば若き頃より数多の枉事災いに見舞われ、時に身を損ない、時に病に犯され、時に人の悪しき縁を断ち切る事も出来ず、如何なるものの成せる業か如何なる縁によるものかわからず、最早今となっては大神の御稜威に頼る以外は無いと思い、彼女を伴い大御社に参り、悪しき全ての諸々を祓い断ち切って、又、枉つ神の荒びは其の心を静かに静めて頂き、今より唱え奉る大祓詞を以って全てを祓い清めてくださいと恐れながら申し上げます。
この様にしました。
この後に大祓詞を続けました。
お二人には、今祝詞作文するので10分程度お時間下さいとお願いし、拝殿でお待ち頂きました。
終わってからも様々お話させてもらいながら、一人で抱えるばかりではなく、人に迷惑を掛ける事があるのも人の普通の在り方であるし、自分の思う侭に進むのもまた神の道と思って過ごされます様お話しました。
そして同じように悩み苦しむ人々が、龗神社に限らず神社に足を運んで相談できるんだという希望を持つ気付きとなる様に、今回の話を少しボカしてinstagramに書いてもいいですかというと、大丈夫ですという事でしたので書かせてもらいました。
どこの神社でもという訳にはいかないかも知れませんが、苦しんで人生を悲観したり自らを傷付けたりなどする位であれば、思い切って神社にご相談される方がいいと思います。
もちろんお寺さんなどでも受けていらっしゃる所もあるかと思いますし、杓子定規な専門家とは違うアプローチの話が伺えるかも知れません。
とにかく一人抱える事無く、第三者的に話を伺える神社やお寺に行ってみて欲しいです。
お近くであれば龗神社にご相談くださっても結構ですし、とにかく少しの勇気で連絡して足を運ぶだけですので、お困りの方は是非ご検討頂ければと思います。