陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

社務日誌

法霊山龗神社instagramからの投稿

多くの方々に知ってほしい八戸三社大祭に参加する伝統芸能団体の切実な話本日は、八戸三社大祭運営委員会主催による、三社大祭附祭の中でも伝統芸能団体の現状をヒアリングする会がありました。私は神社の立場ですので本来この会に出るものではありませんでしたが、龗神社笹の葉踊りは神社で祭費を持って運営する芸能ですので、笹の葉踊りの立場として参加しました。以前から宮司が強く気にかけていた事でもあるのですが、三社大祭では、附祭の山車組に対して多額の補助が出ているのに対し、同じ附祭の立場にある伝統芸能団体は1円の補助も受けていません。龗神社行列には、1つの伊勢大神楽(重地大神楽)、1つの南部山伏神楽(龗神社法霊神楽)、1つの舞踊(龗神社笹の葉踊り)、3つの虎舞(湊虎舞、新井田虎舞組、左比代虎舞)、合計6団体が供奉します。その団体から、来年は難しいかも知れない、もうダメかも知れない、そんな話を聞く機会もあり、胸が締め付けられる思いをする事も多々あります。今回初めて伝統芸能の意見を聞く機会を設けて頂き、有り難い事だと思いましたので、この機会に言うべきはハッキリと伝えなければならないと考えて臨みました。️同じ附祭の立場であるにも関わらず、山車組には非常に多額の補助が出ているにも関わらず、伝統芸能には一切出ないのは、運営側の価値判断がそのような基準と判断せざるを得ない。️神社の立場から見た場合、芸能も山車も同様の重要性と価値を有する附祭である為、価値基準として山車組と同額の補助を求めるべきであり、差をつけられる道理は無いと考えている事。️コロナ禍において、山車組には小屋の地代家賃から水道光熱費を始めとした維持費の実費が補助されたのに対し、当初芸能には一切補助がなく、役員会で私が要望した結果、家賃その他の額を鑑みず一律5万円支給となってしまった事に大きな疑問を感じる事。もっと様々言いましたが、大まかにはこの様な話をしました。補助金は八戸市が運営委員会に出しているそうですが、今までは八戸市議会でもこの様な価値で山車と芸能に差をつけて見ていたのか、それとも実情を知る機会が無かったのか分かりませんが、長くこの現状は続いていました。そして山車小屋確保の問題があれば市として整備しますが、芸能には何もありません。神社としては山車組への支援は有り難いのですが、だったら何故同じ立場の芸能には同様の支援を検討する機会が無いのだろうか?と思ってきました。芸能にも小屋や宿と言われる拠点があり、お金がかかっている場合も多くあります。また、たとえば神楽の獅子頭を一つ直す場合、頭と幕や麻まで含め、その費用は1頭で50万円を超すのも普通にありますし、虎舞さんもしっかりした幕を仕立てたり、虎舞の顔を直すといっても、できるところが少ない分費用は莫大になります。伝統に関わるものは基本高額な傾向があるので、どうしても費用がかさむのです。山車に比べて費用は少ないだろうと思っている傾向があるようですが、それは芸能団体が我慢して節制し、やるべきも行えずに耐えてきたからに他なりません。今後も実情を把握する為にこの様なヒアリングの機会を設けて頂けるそうですので、意見は述べていきたいです。その結果を受けて、市民の皆さんがどう考えるのか、市議会ではどの様な判断がされるのか、それは我々には全く分かりませんが、何も言う機会さえ与えられて来なかった今までに比べれば大きな進展だと思いました。#神社 #神社仏閣 #龗神社 #法霊山 #法霊山龗神社 #青森県の神社 #八戸市の神社 #八戸の神社 #総鎮守 #八戸総鎮守 #八戸 #八戸市 #青森県 #八戸三社大祭 #八戸三社大祭龗神社発祥三百年 #八戸三社大祭2023 #三社大祭 #三社大祭龗神社発祥三百年 #三社大祭2023 #会議
法霊山龗神社instagramからの投稿