山車人形「武田信玄」と「太公望」が納品
躯体修繕事業により、埼玉県さいたま市の「有限会社古文化財保存修復研究所」さんにロングホームステイしていた、江戸時代製作の山車人形「武田信玄」と「太公望」が、本日納品となりました。
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運送はヤマト運輸さんの美術工芸品専門の部門が担当してくれました。
現代の技術では到底再現できないと言われたこの人形達ですが、近くお披露目の会を設けましょうと教育委員会から話がありました。
文化庁からも、補助によってこの様な事業が実現された事を広く公にする必要があると言われていましたので、装束と人形躯体、それぞれ別になるとは思いますが、お披露目の機会を設ける予定になっています。
実行するにあたり、市指定の有形文化財である事から、八戸市教育委員会社会教育課が中心となって実施するのが最も安全でありますので、相談しながら決定していきたい考えです。
決定事項は追って御案内致します。
また、この一連の修繕事業で監修頂いた、「日本人形文化研究所」林直輝先生からお話頂いて知り得た、人形に関する様々な情報自体が大変価値のあるものであると感じていますので、どの様な方法が良いのか検討しながらお伝えしていきたいと考えています。
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文化庁助成事業としての人形躯体修繕事業はここで終了致しますが、実はこの先、甲冑や兜、扇や軍配、また太刀などの修繕事業が龗神社独自の事業として続きます。
独自と言えども文化財である以上、社会教育課の方々中心に進めて頂く形です。
そして人形装束修繕事業もまだまだ続いていきますので、全ての事業が完了して納品され、全てを皆さんにお披露目できるまでは長い道のりになりそうです。
引き続き、皆様の御理解と御支援を宜しくお願い申し上げます。