令和五年1月26日 株式会社ナカノフドー建設東北友愛会北東北分会新年安全祈願祭
毎年この時期に執り行われております、ナカノフドー建設さんの協力会による新年安全祈願祭が本日執り行われ、滞りなく執り納められました。
龗神社で新年安全祈願祭を行うゼネコンさんとしては、ナカノフドーさんが最後になります。
今年も例年と同じ流れで行うものだと思っていたところ、本年度の担当者で、龗神社の祭事総代をお務めの「みちのく興業株式会社」の社長が、最後一言お話お願いします、と。
開式10分前の依頼であります。
いやいや、何も準備してないっすよ、んな無茶ブリじゃないっすか!と言ったのですが、ここは権禰宜さんからどうしても一言!お願いしますっ!と言ったかと思ったら、そさくさと勝手に許可取りまでしてきて、是非って事なんで、ご挨拶頼みます!と。
話す内容を考える余裕も無く、祈願祭中に考えながらやるなんて事も出来るはずもなく、終了後他の方々がご挨拶している最中に考えようという事にしました。
と思ったら、ご挨拶が非常にシンプルで短く、考える時間は全くない中、お願いしますと言われてひとまず皆さんの前に進み出るという事態に。
この進み出る10秒程の間に覚悟を決めて、神話と相撲と戦争の話をしようと決めました。
正直場当たり的で話の組み立て大丈夫だったかな?とは思いましたが、何とか最後まで話し切りました…
内容としては、相撲の祖と言われる「野見宿禰」と「当麻蹴速」の話。
現在の奈良県で相撲を取った訳ですが、野見宿禰が垂仁天皇に召されて出雲からやってきたという日数が、物理的に無理な日数である事。
すると一体野見宿禰が居たという出雲とはどこにあったのか?という事や、現在の出雲と大正時代辺りまでの日本人が理解していた出雲は全く違うという話などを織り交ぜながらお話しました。
そこから、神話を知る事学ぶ事は先人に学びぶ事と同じで、日本人のアイデンティティを理解して学んでいく事の重要性の一環です、という様な感じの話に。
そういう意味で神話に関心を持ってもらう為に、聞いてて興味をそそられる話として野見宿禰の話を選んでみました。
そして、なぜこの様な話をしたかったのかというと、もし台湾有事などが発生して日本も有事となった場合、家族や大切な人を守り生きていく為には、先人に学ぶ事と日本人のアイデンティティを心に深く持っている事は重要になるから、という様な流れで話してみました。
急な話だったので頭の中で考えその場で話すっていう感じで、上手にいけたかな?と不安ではありますが、最後まで話せたのでまずは良かったです。
それより何より、ナカノフドーさんの更なる御発展と、業務の御安全を衷心より祈念申し上げます。