令和五年1月5日 株式会社八戸プラザホテル新年安全祈願祭並びに全施設及び設備清祓い
先週ですが、5日木曜日、毎年執り行われております株式会社八戸プラザホテルの新年安全祈願祭と、全館施設と設備の清祓いに伺いました。
https://www.instagram.com/hachinohe_plazahotel/
八戸プラザホテルは、創業者が龗神社の親戚、現会長が神社総代、現社長が親戚という関係で、プラザホテルでの神前婚礼は特段の指定がない限り龗神社が伺って執り行っています。
ホテル自体の様々な御祈祷も我々が伺っているので、新年も毎年お邪魔しています。
写真1枚目は「JUNO」というレストランですが、この日は休業していました。
以前はお祓いに行くと一般客が食事をしていて、偶然知り合いに遭遇したなんて事もありましたが、感染症の蔓延以降営業のタイミングは慎重になっているそうです。
但しいつも休業している訳ではないので、ウェブサイトなどでご確認ください。
そして昨年も書きましたが、キリスト教式の結婚式を行うチャペル(写真4枚目)、やはりこちらも祓ってまいりました。
そこの神を祓うのではなく、施設設備を清め祓うというスタンスです。
最初の頃は何となく大丈夫かな?って感じの心配をしていましたし、違和感も覚えたりしていました。
でもよく考えてみたら、ここで結婚式を行う方々の大多数が、お墓がお寺さんにあって仏式の葬儀を行う家系の方な訳ですので、そう考えれば別に特段心配する様な事じゃないのかな?とか思うようにしています。
実際、お子さんが産まれてお宮参りに神社に行って、成長を感謝しに七五三で神社に行き、結婚する時はキリストさんの前で愛を誓い、お亡くなりになられると仏教式で葬儀を行って仏を目指して修行の旅に出る。
こんな流れの方々が一番多いのかなと思います。
その辺り日本は大らかですので、宗教をまたいで人生の節目を迎える事に違和感を覚えるという事も少ないでしょう。
代々神社の社家である私も、小さい頃からクリスマスといえば先代宮司の祖父にねだってケーキ買ってもらったりプレゼントをサンタクロースにお願いしたりしていましたし、子供に対してもそんな感じになっています。
まぁ一種のイベント扱いで、そこに宗教的意義を見出す事が無いからできる感じですね。
近年ではスピリチュアルブームなんかもあってか、特に首都圏では宗教的概念を少しでも尊重しようという若い女性が増えてきたと感じていましたが、日本的な宗教利用はもはやイベントとして定着している部分もあると思うので、それはそれかな?って思っています。
という事で、チャペルも祓い、厨房やベーカリーも祓い、ボイラーなんかも祓い、客室もフロアごとに祓い、って感じで全て祓ってまいりました。
どうか事故なく、そして多くの人が集い、益々繁栄していってほしいと願っています。