祖母の命日
今日は祖母の命日。
お墓に行く時間が取れなかったので、お墓は母に任せて御霊舎の拝礼だけになってしまいました。
七年経ちますが、強烈な思い出は、亡くなるまでの1年くらいです。
その一年、今まで笑う事が少なかった祖母がよく笑いました。
まるで小学生の子供が屈託のない笑顔で笑うように。
ひ孫にあたる私の娘がミスドでドーナツを買ってきてお茶会すると言い出した時、嬉しそうに食べていました。
今まで食べてるのを見た事ありませんでしたが、ひ孫と一緒に美味しいねと言って喜んでいました。
私の娘が小学校に入学するのを楽しみにしていましたが、入学4ヶ月前に亡くなりました。
ランドセルを買ってあげたいと、そのお金を準備したまま。
祖母と多くの思い出はあるものの、印象深いのはなぜか上記の亡くなる前1年間の出来事です。
亡くなった日、朝娘が起きると、ひいおばあちゃんが帰ってきて居間に座っている夢を見たと言い出しました。
だから今日帰ってくるの?と。
その数十分後、病院から危篤だと連絡が入りそのまま帰幽、神列の末席へと進んで行きました。
亡くなった家族を思うときは、何となく人に優しくなれる気がします。
だから日本人の祖霊に対する礼節は、誇るべき道徳、文化、伝統だと思います。