法霊山龗神社instagramからの投稿
龗神社では数年前より八戸三社大祭起源の龗神社神輿渡御祭発祥三百年目(2020年)、三百周年(2021年)に向けて、様々な準備をしてきましたが、残念ながら去年は縮小で行列渡御出来ず。今年もコロナの終息が見えない中オリンピックはじめ全国の祭礼催し等の見通しが立たない状況で、果たして通常通り出来るかどうか…しかし落ち込んでいても何もならないので、神社行列や龗神社で行われる祭典等について、普段なかなかお見せできない部分を紹介する機会にしようと思い立ちました。そこで今回は、龗神社行列の神輿前を歩く、随神の装束についてご紹介します。随神とは、写真の朱と黒の装束を身につけて帯刀し、背には弓を携えた方々です。出でます神を守護する者として、御神輿の前方左右に位置します。この随神装束は、写真では分かりませんが、かなり破けやほつれが酷くて新調を計画していた所、偶然にもそのタイミングで東日本鉄道文化財団様の御支援を頂けることに決定し、新調する事になりました。まさに御祭神のお導きによるご縁と言えますでしょうか。随神装束は見た目神職の狩衣に似ているのですが、反物の幅から仕立て方法、寸法まで全く違い、男性神職の正服して着装する袍(ホウ)と同じになるそうです。しかしながら仕立ては袍とは異なります。そこで京都の神具装束店にお願いして一から仕立ててもらいました。着装としては、中に半襦袢、その上に白衣、その上に橙色の単衣、そして袍なのですが、単衣は橙色の付け襟で簡略化されています。下は袴ですが、チェック柄の様な模様に紋、裾が朱になっています。頭には冠に巻纓(ケンエイ、神職の冠の後ろにピョーンと垂れているやつがクルクルと巻かれたもの)、左右耳の所に緌(オイカケ)となります。そして袍は同じ柄の帯の他に平緒(お腹の中心から垂れているもの)を巻き、左手には儀仗の弓、右手には羽矢を持ちます。以上が龗神社行列の随神装束の概要です。あくまでも龗神社の場合であり、他のお宮さんとは異なる可能性が高いですので、その所ご理解ください。また、この随神と御神輿自体のの運行に関しましては、普段から厚く御崇敬頂いている大成建設株式会社東北支店様の無償奉仕による全面的なご協力により運行できています事、この場をお借りして衷心より御礼申し上げます。#神社 #龗神社 #法霊山 #法霊山龗神社 #八戸三社大祭 #八戸三社大祭龗神社発祥三百年 #コロナに負けるな #神社好きな人と繋がりたい #祭 #祭り #祭り好きな人と繋がりたい #時代装束 #大成建設 #三社大祭 #三社大祭龗神社発祥三百年