陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

社務日誌

法霊山龗神社instagramからの投稿

本日は秋彼岸の入りという事で、御霊舎の前に祭壇を設え、午後にはお墓の掃除に行って来ました。平日だからというのもあるかも知れませんが、お盆と違い、彼岸はお墓に来る家庭も少ないのかな?墓前に花が備えられたお墓が少ないのを見てそう思ったりしながら墓参りを終えました。そこから数時間前の午前中は、いつも地鎮祭を始め、様々な場面でお付き合い頂いているハウスメーカー、株式会社エスディホームさん( @sdhome_official )の創業者であった会長が70歳の若さで亡くなられた為、葬儀に伺ってきました。直前の予定で会葬時間に遅刻してしまいましたが、何とか焼香させて頂く事ができました。焼香の際に目に入った会長の遺影を見た途端、忘れもしない初めての出会いから今に至るまでの様々な思い出が蘇ってきてしまい、耐えられず思いっきり泣いてしまいました。遅れて行ったので周りに他の会葬の方がいなかったのがせめてもの救いですが、お前は子供かっ!って感じでご遺族の皆様には申し訳ない事をしたと思います。息子さんでエスディホームさんの現社長からは「なんで泣いてんのよ!」と笑われてしまいました。地鎮祭の現場で時間に余裕がある時など、会長とは様々な話をしました。会長の車の内装を見学させてくれとお願いして、見ながら機能の解説をしてもらったり、会長の趣味の釣りについて釣果がどうだった、なんて話を教えてもらったり。釣った魚で一杯飲むのがどれだけ至福かなんて話や、息子さんと一緒に船出してもらって釣るんだよ、これがいいんだよな、なんて嬉しそうに話したり。私といえば「もし会長が今の車もう飽きたからいいや、タダでいいから持ってってくれ、ってなった時は、絶対一番最初に俺に声掛けてくださいよ。」なんてあり得ない事を言ったりもしました。その時「本当にそんな事言えるくらいになれたらいいんだけどな。」真剣な表情でそう仰ってたのを見て、まだまだ会社を伸ばしていきたいんだな、そのように感じました。きっと息子さん達がその想いを継いで実現してくれると思います。出会った初めの頃は当然ながら若干距離があった気もしますが、私の馴れ馴れしい性格と会長の懐広く受け入れてくれる包容力で、楽しく話せるまでそう長くは掛からなかったと記憶しています。そんな思い出が駆け巡り、また病気の事は伺っていたものの、漠然と治って復帰するものと勝手に思い込んでいたのもあって、耐えられませんでした。帰り際に社長が「もう少し長く生きてたら、もっと面白かったと思うけどね。」そう言ったのを聞いて、良い家族だったんだなとしみじみ思いました。そして帰りの車の中でも泣きながら帰ってきました。ご遺族の皆さんにきちんとお悔やみをお伝えしなければと思って、事前に色々考えて伺ったにも関わらず、いざとなった時には泣いてまともに話も出来ず。月並な言葉さえも言うことができずに笑われる始末。いい大人が子供みたいな事で情け無い限りです。一応言っておきますが、思いっきり泣いたと言っても、声をあげて泣いたわけじゃないので、そういった迷惑は掛けていないつもりです。最後にもう一度お会いしたかったと後悔が残りますが、ご遺族も社員さん達も前を向いて進もうとしておられますので、私も微力ながらお役に立てたらいいなと思っています。#神社 #神社仏閣 #龗神社 #法霊山 #法霊山龗神社 #青森県の神社 #八戸市の神社 #八戸の神社 #総鎮守 #八戸総鎮守 #八戸 #八戸市 #青森県 #葬式 #祭壇 #エスディホーム #葬儀で大泣き
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