個人の釣果に対する大量祈願と魚の蓄魂祭

サッカーアニメの関係者が御祈祷に来たのかと思った方、残念ながら八戸までわざわざ来るわけもなく…

このブルーロックという会は、釣り好きの方々が集まっている会だそうです。

本日18時より、釣果が豊かである事と、釣り上げて戴いた命を和める目的で、畜魂祭とを同時に執り行いました。

普段から地鎮祭などでお付き合い頂いている、株式会社エスディホームさんの会長が音頭をとって集まったようで、10名の方々が参列されました。

商売としての釣りでは無いので、何と称するのがいいのか悩みましたが、考えても適切な言葉が出てこなかったので、畜魂祭並び大漁祈願祭という事にさせて頂きました。

何せ個人的な釣りの大漁を願う祈願祭というのが初めての経験であったので、昨日の夜から様々祝詞を作文していましたが、最終的に完成したのが本日15時あたりとギリでした。

祝詞の内容としては、

春は麗しき花々のほのかな色付きの美しさに運ばれて、
夏は天照す日差しが高々と輝いて山々の緑も深く、
秋の静けさは草木の紅い色付きが神風と共に訪れ、
冬には全てを清らかに覆うかのように白さに満たされる
四季の顔が豊かなこの国の、恵みを与えてくださる大神等の御神威を有り難み、感謝申し上げます。

千早振る神代の古きより神々がなさっていた釣りの業にならって、大海原に棲む鰭の廣物鰭の狭物(大小の魚等)を釣り上げて、時には身の栄養として頂き、時には遣い物で人々に贈るなど、身も心も満たして頂ける事は、有り難く喜ばしい事ではあります。

しかしながら、この世に存在する生きとし生けるもの全ての逃れられない定めとは言え、魚達の命を戴いている事の憐れを想い、御霊和めをしたいと思います。

そこで法霊山龗神社の大神等に厳鉾中を執り持って頂き、大綿津見神と畜御霊の御前に謹み敬いも哀悼の誠を捧げます事をお伝え頂きたいと願います。

御霊等は荒れる事無く、凪いでいる海の水面が輝いている様に静かに、そよ風が頬を撫でるかのように優しく平穏に鎮まって頂き、諸人が拝礼する様子を受け入れお聞き届けください。

此の先釣りに行く時には海が荒れる事無く、進み行く潮の八潮路、朝潮夕潮の満干も黒潮親潮の潮の流れも穏やかに、船の仕組機械に故障など無く、大きな釣果をあげさせて頂きたいと願っています。

また海から来る枉事や災無く、怪我などする事も無く、みんな笑顔で和み睦び楽しませて頂きまして、末永く守り恵み幸わい給います様、恐れながら乞い願い申し上げます。

以上、ザックリですが、という割には長く書いちゃいましたが、こんな感じの内容で祝詞を作文してみました。

終了後に祝詞がいいなって思ったと言ってもらえたので嬉しかったです。

さて、肝心の「ブルーロック」です。

なんでこのサッカーっぽい名前なんですか？と聞いたところ、青森県と岩手県の釣り好きが集まった会なので、

青森の青(ブルー)
岩手の岩(ロック)

でブルーロックだそうです。

なるほどなぁ…