市立八戸小学校2学年のまちたんけん
今日の午前は、毎年いらっしゃっている市立八戸小学校2年生が神社見学に来社しました。
嬉しい事に神社見学を相当楽しみにしてくれてた様子で、着いた早々挨拶もそこそこに、凄い勢いで質問が始まりました。
今年の子供達はかなり答えに窮する質問が多く、
■神様はどういう方法で僕達を見てるのか?
■呪われた時はどうやって対処するのか?
■神様と霊は同じものか?
■どういう風に神様を怒らせると地獄に落ちるのか?
他にもこの方向性の質問がたくさんありました。
どれもこれも答え方が全くわからず、
「ゴメン、わかんない…」
と答えました。
一つだけハッキリ答えられる質問は
「どういう風に神様を怒らせると地獄に落ちるのか?」
というもの。
「神社の神様の世界には地獄は無いと思うよ。」
子供達はなんで?となる訳ですが、
「地獄って、仏様とかキリストさんとか、他の世界の話で、神社の世界に地獄はないよ。」
すると
「じゃあ悪い事して死んだらどうなるの?」
と聞かれたので
「神様になるよ。」
そう答えました。
子供達に宗教上の死生観や死後の葬送の考え方を説明するのは難しいので、
「亡くなってお寺でお葬式した人達は将来仏様になる道に進むし、神社でお葬式した人は神様になる道に進む、っていうように、分かれ道になってるみたいだよ。そして神社でお葬式した場合はどんなに悪い事してた人でも神様になる道に進むから、いい神様になるか悪い神様になるかはわからないけど、地獄にはいかないんだよ。」
と話しました。
この部分には引率の保護者さんの方が興味を持たれたようで、ちょっとだけ神葬の事に関して話させてもらいました。
毎年龗神社での割り当て時間は30分間と聞いていたので、時間の配分など含め時計を気にしながら進めていたのですが、止まらない質問攻めで気付いたら10分間オーバー。
引率の先生達に大丈夫ですか?と確認したら、帰校予定時間には余裕があるという事だったので、最後に正しい参拝の仕方を学んでもらい、結果50分程度に渡る見学が終了。
お礼の挨拶をいただいて、神社からも子供達に一言お話をして、子供達は帰路につくことに、と思ったら、靴を履く前にまた質問が始まってしまい、保護者の方からストップがかかって、渋々帰っていきました。
楽しんでもらえたようで良かったなと思いましたが、今日の子供達のお陰で今後答え方が難しい質問への対処も準備しておくべきだなと、逆に勉強になった日でもありました。