八戸三社大祭の日程や運行ルートはどうあるべきなのか?という話-日程変更編

本日午前はJR東日本さんとVISITはちのへさん来社で打ち合わせ。

本日午後はVISITはちのへ内八戸三社大祭運営委員会事務局さん来社で打ち合わせ。

法霊山龗神社instagramからの投稿

午前午後とVISITはちのへデーという中で、昨日の日程の話も多少ありました。

という事で昨日の続き。

まず日程変更案は
■9/1〜9/3案
■8/21〜8/23案
■8月土日を絡めた流動日程案

主にこの3案があると認識しています。

龗神社としては、日程変更に関して一切反対の立場を取っており、運営委員会の席においても明確に伝えています。

会議の席で、過去に何度も変更してきた事実があるのだから、なぜ今回ダメという事になるのか?と質問を受けました。

いや、だからこそダメなんだ、如何なる理屈を準備しても、過去に人の都合で日程変更を繰り返してきた事実が繰り返される事を、どこかのタイミングで明確にダメだとしない限り将来にわたって同じ事が起き続けるから、と返答しました。

既に起きてしまった事を無かった事にはできないので、現行日程となってきた経緯は受け入れざるを得ないものの、今や現行日程が神の御縁日となっている以上は神の都合に基かない変更は軽々に諮るべきではないと考えます。

これは本来の日程である9月であっても同じ事です。

もし発祥時の形式に拘るならば、そもそも三神社合同祭である事自体から見直していく必要や、参加できる町内の切り分けなども検討する必要が出てしまいますが、9月開催の時はまだ三社合同祭ではなかった筈なので、どこをどう解釈していくか、という部分から考えなくてはなりません。

何にせよ根本にあるのは、人の為でも観光経済の為でも無く、大祭は御祭神の為に行われている、という原則です。

ちなみに、絶対変更できないという話ではありません。

私が関係者に求めたのは、

■氏子の教化育成において日程変更が神々の理に叶うものである事
■神典とりわけ古事記日本書紀の読解解釈において例祭等の変更に妥当性が見出せる事
■他地域で実現できている事が八戸では不可能である理由を氏子崇敬者に対して明確にする事
■神事の精神性を紡ぐに相応しい日程であり且つその理由が公に違和感なく示せるものである事

以上を提示してあります。面倒臭いやつと思われるのはよく理解していますが、御神事とはそういうもんだと思います。

特段最重要である大祭式の例祭を変更するとなれば尚更です。

逆に納得できるだけの事を示して頂ければ知識欲としても大変ワクワクしますし、非常に嬉しく感じます。

ちなみに、もし日程変更しましょうとなった場合どうなるかというと、まずは龗神社と新羅神社さんでは総代会に諮ります。

神明宮さんは大祭の位置付けが違うので多分このプロセスは無いと思います。

ここで総代会に否認されれば終了ですが、了承を得た前提で進めます。

次に総代会の意向を受ける形で責任役員会を開催して議事録を作成します。
これも了承の前提で行きます。

その次に青森県神社庁に例祭の日程変更関する申請を行う事になります。
申請料取られます。

内容の確認等神社庁と協議し、必要書類や申請書を準備して青森県神社庁に送付します。

書類確認後、青森県神社庁は神社本庁に申請を上げる事になります。

その後、内容に疑問点などがある場合、本庁から質問状が送られてきて、それに対し本庁が納得できるだけの理由を説明する必要があります。

今まで建築や樹木伐採などで何度も本庁に申請を行っていますが、100%質問状を頂いているので、例祭変更となれば必ず質問状は受ける事になると思います。

それをクリアし、いざ日程変更が了承されると、承認された旨通達が来ますが、附則の様な形で条件をつけられる場合もあります。

通達を頂いたのち、例祭日程の変更が可能になります。

しかし、例祭日程変更伴い財産や役員などに変更する部分が発生する場合や宗教法人規則に変更を要する事態が発生する場合、宗教法人法に則って氏子崇敬者に対してその旨明らかにする公告を、30日間所定の方法により行う必要があります。

この公告期間に異議申し立てが一切なかった場合、はじめて例祭日程変更が可能となるという流れです。

以上が日程に関してです。

ルート問題は追って投稿します。