義経北行伝説 第十四回「類家稲荷大明神縁起」
【歴史ロマン】義経北行伝説
第十四回「類家稲荷大明神縁起」
今回は類家稲荷大明神縁起の13ページ目のご紹介です。
1ページ目の投稿に記載されている注意事項等を踏まえてご覧ください。
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▫️ページ12の最後(前回と重複)
それだけでなく、生業のために南浜に参って居住していた所までも
▫️ページ13
榊木村と今になっても申すのである。
また、家紋も蔦の紋を使用してきたのもこれが云われであると、これまで祖父から語り知らせて頂いたので承知しておりながらも、我々は信仰も致さず、こともあろうに類家の者どもは土手のごみくず捨て場に御社を移し置いていながら本社(京都の藤森神社の事?)に返し奉る事もせずに時が経ってしまった。
心の中では何とかしなくてはと存じておりながらも、ご存知の通り御町の庄屋からお役目を仰せ頂いて勤めているので、何の理由もなく願い出て礼儀もわきまえず、また稲荷の云われなど(人の中には言い伝え、聞き伝えなんて証拠など無いと申す人も折々あるだろうけども、私において)お役目を勤めているために語り申す事も許されず、黙止し続けている状態にあったところに、
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13ページ目はここまでとなります。