新しい地鎮祭用の祭壇

地鎮祭の祭壇も激しい使用環境に耐えられず、段々と破損が目立つようになってきました。

という事で、実は昨年12月、いつも祭具類を納めて頂いている「株式会社民俗工芸」さんから、地鎮祭用の三段案、つまりはメインとなる祭壇を購入しました。

法霊山龗神社instagramからの投稿

株式会社民俗工芸
( https://www.instagram.com/minzokukougei_shrine/ )

立派で美しい祭壇で心も躍りましたが、勿体無く感じて未だ未使用でした。そしてもう一つ、勿体無い以外の理由がありました。

週末の大安や友引など地鎮祭が集中する日には、準備片付けはできる限り短い時間でできた方がいいので、物を運ぶ回数なども少ない方が助かります。

しかし今回の祭壇、左右の脚が独立していて、それを後部板(ふれ止め背板)をはめ込んで安定させるタイプのため(写真4)、

1、左側脚
2、右側脚
3、ふれ止め板2枚
4、天板3枚

これらを運んで、倒れないように支えながら組み立てる、という作業が発生します。

まず地鎮祭の現場が平坦な地面、って事は少ないわけで、ほとんどの場合デコボコだったり石などで平行を取るのが困難だったり。

又は土地自体が最初から緩やかな斜面だったり。

ここで片方の脚を手を離しても倒れない場所に置く、って事ができない場合が多く発生します。

そこで、総代の苅田工業さんにお願いし、今まで使っていた三段案と同様に、左右脚とふれ止め板を接合し、蝶番で折りたたみ型に改造してもらいました。

民俗工芸さん、勝手にいじって大変申し訳ありません。

しかしこれで道具としては
1、三段案脚及び背板一式
2、天板3枚

の2つを運べば済むので、私としては時間面で大変助かります。

そして地面がどんな状況でも、写真1のように独立して立つので、組み立ても楽で時間も短縮されます。

という事で改造品が納品されてきましたので、もう少し後にはなりますが、今月中に新しい祭壇がデビューする予定です。

同時に、龗神社の地鎮祭投稿に登場する祭壇を囲む枠みたいなもの、玉垣と言いますが、これも大工さんに新調して作ってもらいました。

こちらも同時デビュー予定です。

あとは三方も新調したいのですが、希望に合うものがなかなか見つからず、現在探している最中です。

酷使してきた結果、全般的に地鎮祭祭具類の劣化が激しい為に、今年中には多くが入れ替わっていく予定です。

そして最後に、民俗工芸さん、本当に勝手な事してすいませんでした。