陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

その他

20年来の友人であるポーランド商工会議所会頭のピーターさんから聞かされた東ヨーロッパの話

法霊山龗神社instagramからの投稿

一昨日、昨日と投稿に登場した、20年以上の付き合いになるポーランド人の友人「ピーター・スシツキー」さんから、昨日お電話を頂きました。

一昨日ウクライナ侵攻のニュースを見て、多くの避難者が隣国のポーランドに避難しているというのを見て、もし何かの事情でポーランドに被害が発生したらピーターさんは大丈夫だろうか?と心配で電話しました。

その電話の時、ピーターさんは駐日ポーランド大使を交えて、まさにこの戦争の件で会議やら何やらで忙しかった為電話に出られなかったようです。

非常に心配でどうしようかと思っていたら昨日折り返し電話頂き、心の底からホッとしました。

その電話で東ヨーロッパの現状を知ることになります。

ウクライナからポーランドへ避難してきた人の数は、報道では100万人位じゃないかと出ているものの、現地の感じでは、このままロシアの武力行使が続けば500万人に迫る勢いだと予想されているそうです。

また一般家庭のエネルギー支出が年間6万円前後増える可能性を指摘されているそうで、日本も例にもれません。

上記の通りウクライナ侵攻の影響は、ロシアとウクライナの当事者には限定されていない訳で、ポーランドをはじめ隣国や近隣国にも多大な影響が現れ始めているようです。

またヨーロッパでは、ロシアの核使用や第三次大戦の可能性に関して日本ほど楽観的な見方はされていないそうで、話を聞くほどに日本の危機意識の弱さを感じてしまいました。

実際本日ロシアの軍用ヘリが日本の領空を侵犯したと報道があったので、制裁発動に対する脅しか何かのつもりかな?と思って見ていましたが、これが続くようであれば、ロシアは本気で日本をも標的に見ていると考えなければならないのかも知れません。

そして素人目にも心配なのは、避難民によって急激な人口増加状態となっているポーランドの食料事情です。

たとえ100万人であったとしても、仙台市の人間全てが丸々引っ越してくるようなものですので、普通に考えれば食糧不足に陥ります。

ここ数日、ポーランド大使館に直接寄付を申し出て現金を持ってくる人々が相当いたそうですが、大使館では現金を受け取る事はできないのだそうで、急遽ピーターさん達はNGOか何かで寄付受付の窓口を設ける事としたそうです。

確か昨日か今日か、寄付受付は始まっていると思います。
あくまでも人道支援の寄付になります。

ピーターさんとしては寄付活動に携わるのは、11年前の東日本大地震以来だそうで、その時はポーランド国内で4,500万円を集めて被災地へ寄付したそうですが、今回は逆に日本からポーランドやウクライナ方面への寄付となります。

もし今回のウクライナ侵攻に対し、支援の想いがある方がおられましたら、ポーランド政府に非常に近い関係の団体による活動で安心ですので、是非御検討くださいましたら有難いです。

私も出来る限りの協力をします。

そして金額の大小などは関係ありません。
皆さんの想いは必ず現地の方々の現実的な救いになります。

具体的な寄付方法などは駐日ポーランド大使館のウェブサイトから見れるそうですが、わかりやすいものがあるかどうかピーターさんにも確認してみます。

そして私は、彼が無事であった事で本当に安心しました。

彼との思い出は、その全てが素晴らしくいい思い出として今でも忘れた事はありません。

良いのか悪いのか何とも言えませんが、コロナ禍の影響で2年以上ポーランドには行けていないのだそうです。

それまではヨーロッパと日本を半々で行き来してたそうですが、今はご家族との生活は富山県を拠点としているそうで、お子さんも4月から日本の小学生1年生らしいです。

きっとまた会う機会は必ずありますでしょう、などと話をしながら、私も時間が許すなら富山に会いに行きたいな、などと懐旧に浸る感じになっていました。

最後に余談ですが、駐日ポーランド商工会議所のレセプションに御招待頂いた時、ピーターさんが気を利かせてくれて、駐日ポーランド大使を連れてご挨拶に来てくれたのですが、英語でご挨拶頂いたために話の半分位しか理解できず、ひたすら目が泳ぎ続けてまともに返答出来なかったのは恥ずかしい思い出です。

そして写真は昨日のデーリー東北さんの一面でした。