本年度の八戸三社大祭で山車の台数を減らして神輿渡御は行うという案

昨日に続き、本年度の八戸三社大祭に関する
③山車の台数を減らして神輿渡御は行う
という件に関して。

この件に関しては、はちのへ山車振興会の小笠原会長から提案をされました。小笠原会長としては、山車の制作現場等は密を避けられず、お囃子練習も飛沫対策には苦慮する為、現実的に山車を出すのは厳しいと仰っていました。

山車組に関わる人数は全体では神社行列の比ではない程に多く、中には感染症に対する意識が低い人もいて、ガイドラインを示しても遵守できる保証ができないという事も現実的な難しさの一つだったそうです。

会長の考えとしては、三社大祭は神事である以上神輿渡御あっての事である為、山車だけの行列や催し物は考えられないという見解という事で、

一、山車を出さなくても神社行列だけでも出す事は可能か?
二、小規模での行列が可能なら、各神社1台〜3台程度の山車に絞り込み、行列にお供する事で、感染リスクを軽減した形式を取れないか?
三、行列が難しい場合、例祭への全面的な協力をさせていただく事はできるのか?

と、主に3点の確認がありました。

まず【一、山車を出さなくても神社行列だけでも出す事は可能か?】
会長としては、神輿渡御さえできれば、山車の事は中止でも、何よりも重要な神事の考え方は示していける、普段山車に参加する人もみんなで行列に協力していくので、何とか検討頂きたい、という事でした。

しかしながら、昨日も書いたように結局は神社と山車の合同大祭を自らの手で終わらせる事に他ならず、神社単独での行列は考えていませんでしたので、三社大祭としては考えていない、三神社ではなく、龗神社単独の祭典の様な場合ではないと難しいとお伝えしました。

【二、小規模での行列が可能なら、各神社1台〜3台程度の山車に絞り込み、行列にお供する事で、感染リスクを軽減した形式を取れないか?】
各神社に附く山車組毎に分けて、共同で数台の山車を作り、神社行列にお供する形式での行列はどうか、という提案です。確かにその様な方法もあるかも知れませんが、参加する児童生徒達がマスクをしたまま、8月の炎天下を行列可能かどうか、お囃子ができない場合は録音を流すのかなど、話し合っているうちに問題点が見えてきて、難しそうですね、という結論に至りました。

【三、行列が難しい場合、例祭への全面的な協力をさせていただく事はできるのか?】
中日の例祭の時に、境内にミニ山車を展示する、祭典の中でお囃子を奉納するなど、様々な協力をさせて欲しい、という提案です。一番現実的な話ですので、方向的にはこちらで検討していきましょう、という事になりました。

私の考えとしても、供奉する団体は中日例祭には必ず参列すべきと考えていましたので、今後の為にも、学びの場として最も良い方法だと思っています。

以上がはちのへ山車振興会さんとの話し合いの概要です。結局は、状況的にも世間の考え方を考慮しても、今の時期に行列を行うという判断には常識的にならないでしょう、という結果になってしまいました。

あとは、龗神社としてこの様な決定に至った経緯について、追って書かせて頂きます。

%year%%monthnum%%day% 法霊山龗神社instagramからの投稿