陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

社務日誌

法霊山龗神社instagramからの投稿

数日前まで弟の子供、つまり私から見れば甥っ子が遊びに来ておりました。現在都内在住で、コロナ禍で生まれた頃は会う事ができませんでしたが、年末年始に初めて会う事ができて、今回2回目です。3歳です。髪を切るのが嫌みたいで、食事をする時には伸びきった髪の毛をヘアゴムで留めているので女の子っぽく見えますが、男の子です。5日間滞在して、帰る頃に私は「変なおじさん」扱いされていました。最後新幹線の駅まで送って行った時には、私の妻や娘を探して、どこに行ったのかな?と何度も聞いていましたが、また遊ぼうね、と言って帰っていきました。今回弟が帰省してきた目的のメインは、神職資格の取得をどうするか?という話をする為です。弟は資格未取得なので、どの様にするべきかという話。私としては非常に返答が難しい話です。弟のところは夫婦共働きで、勤め先も上場企業なので、小さい子供を抱えて今から神職資格を取得して奉職するべきかどうか、簡単に勧められないと思いました。正直言って、生活の充足や金銭的な満足を得ようと思うなら、神社に奉職しようと思うべきではない、仮に明治神宮さんなんかに奉職できるというなら話は別だけど。この様に伝えました。どこ神社でもとは言いませんが、給与面や福利厚生などの面で、特に地方の神社では満足な待遇で職員を抱える事ができるお宮さんは多く無いと思います。神道においての使命感を余程強く抱いていなければ、正直私もやっていけないと思うからです。今の私の状況で言っても、家庭や時間や金銭面で多くの犠牲を払っておりますし、敬神の精神を真摯に教化育成すべきと思えば思うほど、周囲からは疎まれ嫌われる事もあります。その様な話を含め、もしどうしても神職としての職責を果たしたい思いが強くあるのであれば、方法としては幾つか考えられるよ、という話をしました。神職になる事を軽々しく考えず、まずは夫婦でよく話し合ってから、改めて考えた方がいいよ、という話で今回は終了。人手は正直欲しいものの、神社はどこも厳しい環境ですので、こんな事しか言えずに情けないなぁ、と思った出来事でした。#神社 #神社仏閣 #龗神社 #法霊山 #法霊山龗神社 #青森県の神社 #八戸市の神社 #八戸の神社 #総鎮守 #八戸総鎮守 #八戸 #八戸市 #青森県 #甥っ子 #3歳男の子 #神職資格 #弟の子供
法霊山龗神社instagramからの投稿