送り火
送り火
祖霊を元の座に御還り頂く炎。
便乗して子供は花火を楽しみました。
私が子供の頃は、先代宮司の祖父が火を焚いて、抱えきれないほどの花火で遊ばせて貰った記憶が蘇ってきます。
年を経て自分が親になると、場所も何もかも同じ光景が全く違う景色に見えてくるのだから不思議ですよね。
結局子供にしてあげる事は、親や祖父母からしてもらった事の中で、良い思い出として残っている事と同じ事してますし。
文化伝統も同じく、後世に紡ぐって、結局この繰り返しなのかなぁと思ったりしました。
祭典なら荘厳な雰囲気や非日常の感動であったり、お祭りなら人との交流の喜びや頑張った喜び、学んだ事の価値に対する気付きであったりなど。
やっぱり同じ出来事も、年齢と共に見え方が違えば、子供達に対する自分の役割も年相応に変わっていくんだなぁと、何故か毎年送り火の時に同じ事考えています。