陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

八戸三社大祭

八戸三社大祭法霊山龗神社オンライン渡御祭第三十一日目 〜十一日町龍組〜︎

令和三(2021)年 八戸三社大祭
法霊山龗神社オンライン渡御祭
第三十一日目 〜十一日町龍組〜︎

法霊山龗神社instagramからの投稿

写真1〜2:御通り︎
動画3:御通り︎
写真4〜6:ライトアップ︎
写真7:安全祈願祭︎
写真8〜9:集合写真︎
写真10:最優秀決定

協力:八戸テレビ放送、白陽写真館

2017年、2018年、2019年と直近3年連続で山車審査の最優秀賞に輝いている、十一日町龍組(じゅういちにちまちりゅうぐみ)のご紹介です。

ご覧の方の多くが山車の審査、というのを知らないと思いますので簡単に説明します。

現在他の神社の風流山車含め27台の山車が出ていますが、これらは毎年作り変えられていますので、前年と同じ山車が出る事は原則ありません。

その全ての山車を審査対象として、様々な団体や有識者的な方などで前夜祭と本祭1日目に審査し、最優秀を最高位として受賞山車を決定しています。

私などから見れば、受賞しないからといってその山車に想いを込めていた方々の達成感は無駄では無いわけですので、小さい頃から賞を気にして見た事など一度も無いのですが、やはり作り手の立場では違うでしょう。

自分たちの意匠の一つの基準や、努力、連携の果たした成果の指針として、賞の評価というのは重要なのだと思います。

龍組でも賞を狙って一丸となって取り組んできたわけですが、制作責任者のI君は子供の頃からお祭り一筋だったと同級生は口を揃えて言っていますので、喜びも計り知れないものがあったでしょう。

ちなみに私の弟もI君の同級生です。
弟の同級生という事は、当然I君を知る人間は私の周りに多くいる事になるので、弟の同級生で私も知っている人達に、何か面白いネタ無い?と連絡しまくりました。

そのほとんどが
「アイツっすか?いや、ガキの頃からお祭りバカっすよ。」
「自転車で山車小屋巡りとか、何が楽しいのかよくわからない事してましたよ。」
という情報ばかりでした。

唯一違った情報といえば、
「あぁ、あいつ今キクラゲっていうキノコ育ててますね。液化ガスの会社にいながらにして部署が異動になって、太陽光パネルの下部分を活用してキノコ開発する担当になったんすよww最近のアイツのネタの中では俺的に大ヒットですねwwwだってガス会社でキノコ開発してるんすよ!アイツ笑」

このネタは、I君の同級生だった一人、
青森県八戸市六日町10 いわとくパルコ1階
すみ さけ みなみ @sumisakeminami
のマスター、H・D君から提供頂きました。

ここに謹んで御礼申し上げます。

I君には神社のガス器具などもお願いして配送設置などしてもらっていましたので、まさか現在はキノコを育てているとは思ってもおりませんでした。

おととい法霊神楽士から
「権禰宜さんインスタ書く時酔っ払って書いてるんですか?いやね、話があまりにも飛ぶから酔ってんじゃないかと思って。」
と言われたので、余談はこの位にしておこうと思います。

という事で本題に戻ります。

十一日町龍組の創立は明治24年で、昨日の朔日町と同じく130年程の歴史を持ちます。

山車のテーマも多岐に渡り、龍組では題材の得意不得意というのは無く、何でもokだそうです。
この辺り、さすが最優秀連続受賞の風格がありますね。

私見ですが、細部や端の方まで手抜きなく、限界までキャンバスを使って描かれた油彩画、という感じで、差し迫る迫力はやはり凄いものがあります。
この山車がどのように作られていくのか気になる方は、制作期間中は山車小屋見学も受け付けているそうで、どなたでも自由にお越しくださいとの事ですので、

青森県八戸市柏崎4-15-19 おっとも脳神経外科向かい側

に気軽に遊びに行ってみてください。

全体的にまとまっていていい雰囲気の中活動していますし、安全祈願祭の時には子供達も参列して幅広い世代の活躍が見て取れます。

最優秀を取る程の制作を体感したい方、楽しく高い目標を目指してお祭りしたい方、キクラゲが好きな方は是非一度龍組山車小屋にお運びください。