陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

社務日誌

法霊山龗神社instagramからの投稿

昨日今日と二日間に渡り、神葬祭を御奉仕しておりました。写真は直会の風景です。祭主(喪主)は30歳あたりから神楽を習いだした法霊神楽士であり、龗神社総代を務めている江戸時代から続く由緒ある家系の一族という事で、当社とは浅からぬ関係のある方々です。帰幽された命様は、息子が法霊神楽をやっている事を心底喜んでいたそうで、度々見に来た事もあったそうです。所帯を持って独立していても、親にとっては幾つになっても子供は子供なんだなぁ、そう思うと家族の絆や愛情が見えてくる気がしました。神御霊の安らかなる事を祈念申し上げます。ところで、直会の席で「さいしゅ」という言葉が話題になりました。直会の席にいらした多くの方々が神葬祭家系ではありましたが、中には嫁ぎ先が仏式で、旦那さんにとっては聞き慣れないわからない事が多かったという方もいらっしゃいました。仏式葬儀が圧倒的に多い日本において、確かに神葬祭の中で見聞きする事は驚きも多い事かと思います。そこで「さいしゅ」です。全国的にどうか分からないのですが、龗神社の神葬祭には「さいしゅ」が2名いる事になっています。祭主:喪主の事。神葬祭という祭りの主催者。斎主:簡単に言えば神葬祭を執り行うメインとなる神職の事。読み方はどちらも同じ「さいしゅ」と読めてしまう訳ですので、「それではここで、さいしゅよりご参列の皆様にご挨拶申し上げます。」などと司会者が言った場合、えっ?どっちのさいしゅ?ってなりかねません。そこで龗神社では区別する為に祭主は「さいしゅ」斎主は「いつきぬし」と呼び分けてもらう事にしているのです。それで直会の席で、仏式家系の方から「いつきぬし」って初めて聞いたんですが、どういう意味ですか?って質問がありました。私は当然ですが神式の家系ですので、斎主・祭主って言葉を含め違和感を感じた事も考えた事もありませんでしたが、仏式家系の方々からすれば確かに耳慣れない事が多いんだなと思いました。逆に仏式のしきたりや用語を私は知らない訳ですので、そりゃそうなんでしょうね。最近では神葬祭に改宗する方々も随分増えてきていまして、龗神社でも多いとは言わないものの相談を受ける事が度々ありますので、神式の作法や簡単な知識も覚えておいて損はないと思います。#神社 #神社仏閣 #青森県の神社 #八戸市の神社 #八戸の神社 #青森県 #八戸市 #青森県八戸市 #八戸 #総鎮守 #八戸総鎮守 #龗神社 #法霊山 #法霊山龗神社 #おがみ神社 #神葬祭 #直会 #祭主 #斎主 #報恩会館 #八田グループ
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