地鎮祭終了後に不審者から大声で名前を呼ばれた話

おととい土曜日の出来事。

その日2件目の地鎮祭が終わり、祭壇などを撤去しようとしていた時の話。

施主さん達が帰っていくのを見送って、業者さんと話しながら片付けをしていたら、少しだけ離れた方から大声で私の名前、というかアダ名を呼ぶ声が。

こんな閑静な住宅街の中で大声で呼ぶなんて、一体どんな不審者だろう?と思って声の方を見てみると、車の中から必死に私を呼んでいる人がおりました。

何せ視力が良くないもので距離があるとハッキリ見えず、絶対ヤバい人だ、と思ったら

「今そっちまわるから!」

うわぁ不審者こっち来るってよ、まだ片付け終わってないしどうしよう、と思っていたら、ものの1分程で到着。

運転席から颯爽と降りてきたのですが、背が低くゴブリンか何かが来たのか!?と震え上がっていると、どうやら神職と同じ格好をしている模様。

八戸市小中野に鎮座する「御前神社」の息子さんでした。

法霊山龗神社instagramからの投稿

私が地鎮祭の準備をしている時、向かい側の土地でも地鎮祭らしき準備が始まっていて、時間かぶったらどうしよう?どこの神社が来るのかな?などと心配していたのですが、御前神社さんだったようです。

幸い時間はずれていたので良かったのですが、県内でも一番賑やかな神職に現場で遭遇してしまいました。

そもそも私の事を勝手にアダ名で呼ぶ神職は日本全国でも彼しかおりません。

しょうがないので道具を運ぶのを手伝ったりしてたのですが、相手方の業者さんに

「この人龗神社さんの人ね。」
と紹介しつつ
「ここ雨の神様だから、この人来ると雨降っちゃうから、早く帰ってくれる?」

と言われたので、

「この人、諸々の罪穢れの権化みたいな人だから念入りに祓っておいた方がいいですよ。」
と言い返しておきました。

彼とは大学の時から知り合いで、私が國學院大学文学部神道学科の1年生だった時、彼は慶應義塾大学を卒業して國學院大学の神道学の専攻科か別科のどちらかに入った年で、青森県神社庁の主催する神職師弟歓迎会の席で初めて会ったのが最初です。

今は例祭に御奉仕頂いたり、手が回らない時に婚礼奉仕をお願いしたりなどの社務上のやり取りのほか、プライベートではお互いの娘同士も仲良かったりなど楽しくやらせてもらっています。

あとは何故彼が諸々の罪穢れの権化と私が言うのかなど書こうとも思いましたが、逆に彼を喜ばせる結果となる可能性が高いのでやめておこうと思います。

という事で、地鎮祭の現場に現れた不審者かゴブリンかと思った存在は、御前神社の息子さんだった、という話で御座いました。