今こそ戦争や自衛隊や日本のことを真剣に考えて子供達に伝えていきたいという話
本日77回目となる終戦の日であります。
しかし、実際はこの日以降もロシアの侵略というか火事場泥棒のような攻撃を受け、降伏通達後に領土を奪われ、戦いに身を置いた多くの日本人や逃げ惑う非軍人が命を奪われています。
果たしてこれを終戦というべきか、8/15以降に国の為に散った命に対してどうあるべきなのか、悩むところではありますが、ひとまずは過去の戦争について。
先の大戦への反省が大変重要であるのは当然でありますが、同じ程に正しく理解する事も重要であると考えます。
正確に理解しないままで戦争反対とは、一体何を反省し、何を正し、何を平和とする事であるのか、未来の日本人として中枢を担っていく子供達に伝えられない事になるからです。
先ず以って龗神社の山車組の方々、伝統芸能の方々へお願い致します。
一部の方には直接話した事がありますが、山車組も芸能も、子供から老人までが集い一つの目標に向かうという、現代では中々得られない機会を持っています。
この中で教え伝えるべき事をしっかりと伝えていってほしいのです。
私が神事の精神性に強くこだわり、反するもの一切を受け入れない姿勢であるのは、歴史に学び先人を敬う中で、国家国民の誇りと社会道徳のもといとする事が伝統が持つ価値の一つであると真剣に思っているからです。
そして神事とはその様なものを指して言うのです。
この様な精神を紡げない祭りであるならば、最早行わない方が国家国民の為であります。
その様な恥ずかしい大人であってはなりません。
子供達は大人の在り方を見て自分の許される範囲を模索するものです。
後ろ指をさされ笑われる様な事のないように、年相応の言動で子供達の未来を創造していって頂けるよう、どうかお願い致します。
そして神明さん、新羅さんの関係者の皆様も、同じくそれぞれのお宮さんから精神性を学び、伝承に努めて頂けることを願います。
日本全国の神社本庁下神職は、この様な事を真剣に考え、勉強する機会を必ず与えられます。
日本国や日本国民が独立性を保ち、独自文化の形成を成せるからこその神道であるから当然ではあります。
しかし神職のみならず、また三社大祭関係者のみならず、多くの日本国民の皆様にも、正しい戦争認識や反省の意味を伝えていって頂きたく、心よりお願い申し上げます。
私も浅学で正しい事を学びきれておりませんが、現代の我々の文化的生活があるのは、突然手に入った事ではなく、過去からの連続で今がある、という事は理解しています。
そして、大東亜共栄圏とは何だったのか、なぜ日本は参戦する事になってしまったのか、なぜほぼ全世界の国を敵国として戦ったのか、東京裁判とは何だったのかなど、真実は真実として伝えなければ有りもしない物語で未来の子孫達を苦しめる事になります。
現在既に日本が戦争危機にさらされている事を意識しない日本人はいないかと思います。
だからこそ過去の戦争の歴史を学び、現在の国防、特段自衛隊とはどうあるものかを考え、現在起きている戦争に危機意識を持ち、今こそ真剣に向き合う機会であるのだと、そのように思っています。