八戸三社大祭運営委員会全体会議とRABさんの取材と龗神社芸能団体及び山車組の皆さんへ
昨日、八戸三社大祭運営委員会の全体会議及び報道発表ありました。
会議では本年度大祭の実施内容に関して発表があり、附帯行事、特別行事、併催行事それぞれの発表がありました。
詳細はVISITはちのへウェブサイトに記載がありますので、是非ご覧ください。
この会議の前日前々日と2日間に渡り、宮司から会議で伝えてくる様にと言われていた事がありました。
現在の市内感染者数の状況を見た際、その衝撃は多くの市民に共通するものであって、県の感染対策ガイドラインなどの形式的な話で理解を求めるのは実施する側の都合になってしまう。
龗神社では、この時期に大祭行事を行う神社に子供を連れて御祈願に伺うのは不安だとして、初宮詣、安産祈願、また地鎮祭などが立て続けにキャンセルが出て社務上の実損害が発生している状況でもある。
八戸市民の為を思って考えるのであれば、経済上の都合ばかりに目を向けずに、市民の健康リスクや生命の為に全てを中止とすべきじゃないのか?
どんなにリスクがあっても催しがあれば見に行き集まって楽しみたいのは人情であって、それは大祭の評価の結果ではないので、御神事の名前を使用するイベントがそんな事で本当にいいのか?
そもそも発表されないだけで、どこのイベントでも必ず感染者が発生してるのは周辺の人間はもちろんみんな知ってる事であるのに、本当に大丈夫だって事で間違いないのか?
以上の様な事を言われ続けました。
文面に起こすと立派に聞こえるんですが、会話なのでもっとくだけた言い方ではありましたが、おおよそ内容に差異はありません。
それで昨日会議に臨んだわけですが、前向き前進的な縮小を自分で言い出した私が、会議の席で上記宮司の発言を言うのはキツい訳でして、困惑していました。
でも宮司は14:00から法人の地鎮祭があって会議出席は絶対難しい状況で、いやマジでどうしよう…と思いながら出席。
昼に宮司と会った際、会議でちゃんと伝えてくるから、と一応言っておいたものの、みんな張り切って準備しちゃってるし、運営委員会は予算上の都合あるし、俺言えないよ…と胃が痛みます。
様々考えた結果、私の発言の機会になった時、一応神社での催しを中止する旨とその経緯だけ発言しました。
言えませんでした。
会議の後、デーリー東北さんと東奥日報さんがいらして取材を受けましたが、普段から知ってる方々だったので、その場で
「実はさ、これ宮司に言えって言われたけど言えなかったんだよね…」
と言いながら簡単に話しました。
この内容じゃ記事を書けない事を知っていながら。
その時いつもお会いするRABさんの部長がいらして、気持ちは知ってますから、と言ってくれて少し気が楽になりました。
んで、神社に戻ってから
「全部中止にした方がいいと思いますって言ってきたよ。」
と宮司に言いました。
実際は会議じゃなくて新聞記者さんに対してですが。
という事で、龗神社附祭の伝統芸能及び山車組の皆さんへ。
元々神社境内で7/31〜8/4まで予定組していた奉納スケジュールがありましたが、
■現況で市民の理解を得るには難く、その瞬間は喜ぶ方も多いだろうが、何かあれば後に響く
■氏子崇敬者などの感染不安を助長する行事は神事とされる三社大祭にあるべきでは無い
■子供中心の感染拡大の中での開催はリスクが高い
■社務上の実害が発生しており、万が一感染が出た場合、お宮参りや安産、病気平癒で龗神社に来たいと思わないだろうと考えられる
という理由で、宮司の強い希望もあり全て中止と致しました。
私が言い出した部分も多大にあったにも関わらずご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
本年度は拝殿前での山車展示のみとなり、関係者及び一般向けの大祭は行われません。
また八戸にお越しになる方は、山車は限定御朱印の山車絵の実物ですので、山車組維持継承の為にも、是非御朱印をお受け頂けましたらありがたいです。
上記の経緯があり、本日のRABさんの取材も、過去映像を使用して頂くように宮司自らがお願いし、新たな映像は無しという事になりました。
同時に、8/2の中日例祭は大祭式を取りやめ恒例祭式と同様とし、総代祭事総代のみで執り行い、大祭式は通常年通り9/2に行う事と致しました。
三社大祭なのに恒例祭式だと三社恒例祭じゃないか、なんてなっちゃいますが、あくまで祭式としてその様な形式を取るという事です。
関係各所には追って御案内致します。
楽しみにしていた各山車組や芸能の児童生徒の皆さん、辛い思いをさせて本当にごめんなさい。
龗神社大祭関係者の皆さん、行事参加の折には運営委員会のガイドラインを厳格に遵守し、自らが感染源とならない様気を付け、また子供達の手本となる振る舞いを意識して取り組まれる様お願い致します。