山車人形が工房にに到着
昨日搬出された山車人形、本日夕方無事に到着したと「古文化財保存修復研究所」さんから御連絡頂きました。
このヤマト運輸さんのトラック、文化財はじめ美術工芸品などを専門で搬送するための専用車だそうです。
昨日の梱包作業もそうでしたが、とんでもなく丁寧で慎重な作業のため、13:00からの梱包作業は16:00くらいまで掛かっていました。
それもそのはずで、パーツごとに大きさを測っては、その場で段ボールを切ったりして収納箱を作ったりしていましたので、うわぁここまでやるんだ、って思わず呟いていました。
それを聞いてしまった八戸市教育委員会社会教育課のK女史は、すかさず
「そりゃそうですよ、これくらいの扱い方するのが当たり前なんですよ。適当に担いで歩くなんてあってはいけない事なんですよ!」
怒られました。
ヤマト運輸さんの方々も、八戸の営業所から来たのではなく、仙台にある美術工芸品運搬専門部署から来たんだそうです。
そして担当の方々も、専門の訓練を受けた方々だそうです。
その点をじっくりとK女史に教え込まれ、今後の取り扱いの考え方をしっかりするように言い渡されました。
本事業は
■ 監修:日本人形文化研究所(林直輝所長) https://www.instagram.com/naoteru_hayashi/
■ 修繕作業:有限会社古文化財保存修復研究所(長井武志代表) https://www.instagram.com/kobunka/
■ 助成当事者:八戸三社大祭山車祭り行事保存会(八戸市教育委員会社会教育課担当)
■ 文化財所有者:宗教法人龗神社
という様な関係性で行ってまいります。
以前も書きましたが、林先生のお話では、太公望の面に施されている胡粉の技術、どう足掻いても現代ではもう再現できない技術だという程の技だそうで貴重なものであるという事でしたので、綺麗になって戻ってくるのが楽しみです。
関係各所の皆様、大変長い事業にはなりますが、どうぞ最後まで宜しくお願い致します。