令和四年5月4日 青森県八戸市 I様邸新宅祭並びて法霊神楽家固め神事
I様、また御家族御親族の皆様に於かれましては、本日新しい住居において新宅祭が滞りなく執り納められました事、誠に御目出度う御座います。
施工:株式会社エスディホーム
( https://www.instagram.com/sdhome_official/ )
新しい場所、新しい室屋での新しい生活に胸躍らせる姿に、龗神社としましても大変喜ばしく、心からのお祝いを申し上げます。
新宅祭により、新居は隅々まで悉に祓い清められ、神々の御神威を幸わい、また護り恵まいて、家族は和み睦びて遠く永く幸せのうちに歩まれていかれますものと確信しております。
これからこの室屋と共に歩まれる長い人生に於いて、たとえ難きを問われる事があろうとも、今日の喜び幸せに思いを馳せ、またその歩みを顧みて、心おおらかに家族の絆を紡いでいかれます事、また御家族の皆様が健やかに過ごされ、笑顔と笑いの絶えない新居であられます様、心より祈念申し上げます。
また本日、施主様のご要望により、法霊神楽による家固め(やがため)が併せて執り行われました。
私が地鎮祭に伺い、引き渡しとなったのはもう2年程度前の事となり、遅れて執り行われる事になったのですが、やはり諸々気になる事もあるようで徹底して行う形となりました。
実は私自身、家固めを見るのは初めてです。
いつもは家固めがある場合においても、私は新宅祭が終了次第、次のご祈祷に向かうため先に失礼する事がほとんどでしたし、そもそも家固めの存在を知らない方も多くいらっしゃいますので、頻繁にあるものではないからです。
本日は次の御祈祷まで余裕があった為、最後まで見る事が出来ました。
権現様による歯打ち、山の神舞など、普段の神楽でも見る事が多いものもありますが、家固めの特徴的な部分も多くありました。
米を東西南北に配置した舞、杉の枝に火をつけて、それを権現様が踏み消す火伏せの舞、祭壇の部屋四方に柄杓で水を撒いて歩く、これも多分火伏せに関わる舞。
そして火をつけて焦げた杉の枝を水につけて、その枝で各部屋四隅に「水」の字を書く動作をしながら清め祓う次第。
そして私として最大の衝撃だった、家固めの神楽歌。
内容が驚きで、いつからどのような経緯で伝わっているのか、修験の影響でしょうが、ひたすら驚く事しかできない内容のものでした。
これは今後折を見て必ず内容を投稿します。
また、一部動画撮影したものもあるので、いずれ公開していきたいと思っています。
施主のI様は折に触れては龗神社にて御祈願をして頂いており、今回もお呼び頂きました。
同じく法霊神楽にも篤い崇敬を頂いており、今回の運びとなりました。
※法霊山龗神社では祈願主様の掲載許可があった場合に、新宅祭のお祝いを写真付きでご紹介しております。
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法霊山龗神社にて新宅祭をご希望される場合、ハウスメーカー様や販売会社様等の業者様に、龗神社を指定する旨お伝えください。
また詳細につきましては龗神社ウェブサイト
https://ogami-jinja.jp/c/prayer
にてご確認頂けます。
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