令和三年11月23日 法霊山龗神社 新嘗祭
本日、龗神社に於いては、新穀を献じ新嘗祭を斎行し、滞りなく納められました。
本年度も総代並びに祭事総代のみの参列とさせて頂きました。
祭壇に稲穂がありますが、本来稲穂を置くべき場所は異なるものの、稲の長さの関係で端に置いてあります。
決して正しい場所ではありませんのでご理解ください。
さて、一般的に今日は「勤労感謝の日」とされる祝日ですが、古来よりは「新嘗祭」としての祝日でありました。
新しい実りに感謝し、神前に献上して祝う、というものですが、やはり「新嘗祭」という祝日では政教分離の原則的に神道色が出てしまい問題があるのでしょう。
現行法ではしょうがない事ですが、麗しい日本国民の精神性までをも制限されるのは残念です。
しかしただ残念だと思っていても何も意味を成さないので、龗神社では再来年からちょっとした事を計画しています。
大人から子供まで、誰もが新嘗祭に触れる機会を設けて、ちょっとした学びや気付きの機会になると共に、楽しく過ごしてもらう場を考えています。
地道で長い道のりかも知れませんが、少しずつでも新穀の実りに感謝する事や喜びを感じる事が、日本人として普通なんだと思ってくれるようになっていければいいなと思っています。
様々な方々の協力が必要となる事、必要な業種の方々との交渉が必要な事、どの程度までの範囲で行うかなど、現在関係者と調整を進めている段階にあるので、まだ詳細はお伝えできる段階にありませんが、決まった段階でお伝えします。