悪霊憑きと思われるものの自分以外に被害が発生してしまう方の件
今月に入ってからいらした、本人も困惑な霊障が発生している方のお話。
七五三の御祈願が終わり、写真館の方が社殿内で撮影していた時に、賽銭箱前でずっと待っていらした女性の方がおりました。
声をお掛けすると「何かに取り憑かれているみたいなのですが、今からお祓いできますか?」と。
七五三の写真撮影も外に移動していたので、一応お子様のご家族に事情を説明して、御祈祷を始める事になりました。
毎回の様に、神社では除霊等できないので、お清め程度ですよ?それでダメなら古神道の方を紹介する事になりますけど、と説明したらそれでもいいですという事でした。
詳しいお話を伺うと、自分には何も起きていないので自覚も何もないが、会社の同僚に霊感が強い方がいて(Aさん)、その方に霊障が降りかかってしまう、との事。
出社してAさんに会った時、「週末どこかいつもと違う所行きませんでした?」といきなり聞かれたそうです。
「えっ、うん、青森市にいる娘のところに車で行ったけど。」と言うと、「取り憑かれてますよ、今そこにいます。」とAさん。
実ご本人、これを言われたのは2回目だったそうです。
1回目は自分の娘さんに言われたそうで、「お母さん助手席!髪の長い白い服の女の人!車に乗っちゃってるよ!」
本人は何も見えず何も感じず、はぁ?何が?という感じだったそうで、恐怖に震える娘さんの状況をよそに、そのまま青森市まで娘さんを送り届けて何事もなく無事八戸市まで帰ってきたそうです。
八戸市から青森市へのルートはいくつかありますが、この方が通ったのは八甲田山方面を通るルート。
私などは八戸自動車道〜上北道〜みちのく有料道路という様に高速や自動車専用道を使いますが、道に詳しい方は八甲田ルートの方が距離が短くて早いよ、と言います。
何かと霊現象の報告が豊富すぎる八甲田ですが、そこで拾っちゃったのかな?とか思いながら伺っていました。
それで同僚のAさんに、娘にもこんな風体の霊が助手席に乗ってるって絶叫されたんだよね、というと、みるみる青ざめていくAさん。
「だから今その霊がそこにいるんですよ!服装も見た目も全く同じ霊が!」
その後、なぜか本人ではなく、そのAさんに霊障が発生してしまうようになります。Aさんに近づくと「イタッ」とかがみ込むAさん。
するとAさんの足に引っ掻き傷のようなものが複数現れているのが見えたそうです。
その後もAさんに近づく度に何かとAさんに霊障が降りかかり、Aさんから「お願いだから何とかしてください!」と懇願されたそうです。
それで龗神社に相談に来たら、宮司も私もそれぞれ地鎮祭で不在だったそうで、御守りだけ受けて帰られたそうです。
翌日Aさんに神社行ったから大丈夫!と言ったら「何言ってるんですか!まだいますよ!神社で何してきたんですか!?」と言われたそうで、「お守り買ってきたよ。」と言ったら、「それで済む程度なら誰もお祓い受けないですよ!ちゃんとお祓いしてもらってください!」と怒られたそうです。
その様な流れで今回御祈祷を受けられて、念の為に車自体も祓っておきました。
これでもダメな様だったら他に行っていただく他ないですよ?様子みてご連絡ください、という事でお帰りになりました。
その後今の所連絡は頂いていないので、大丈夫だったなかなぁと思っていますが、何せ霊的なものは分からないもので何とも言えません。
ここ最近霊障相談が例年の数倍となっており、そういう時代の到来でもしてるのかと思う今日この頃。