陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

八戸三社大祭社務日誌

教育委員会社会教育課のK女子に呼び出しを食らった

本日は午後から八戸市庁へ。

八戸市教育委員会社会教育課のK女史に「ちょっと役所まで来い!」と呼び出しをくらい、怒られるのかな?ワンパン喰らうかも?とビクビクしながら伺いました。

何となく怒られる心当たりもあるような無いような。
連絡に対するレスポンスも悪かった気がするし、打ち合わせの時も余計な話ばかりして、30分で終わりそうな会議を90分以上掛けちゃったり。
侮蔑の眼差しで見られたら多分泣いちゃうなぁと思いつつ、土下座の準備をして重い足を進め、わざわざ押さえてあるという指定された部屋へと入りました。

行ってみた所、実際は、龗神社所蔵の市指定文化財で、現在文化庁の助成事業に指定頂いている、江戸時代の山車人形の装束修復に関するオンライン会議だった訳ですが。

命拾いをしてホッとした途端震え出した手足を抑え込みつつ、会議に臨みました。

法霊山龗神社instagramからの投稿

装束修復を手掛けて頂いているのは、神奈川県相模原市にある女子美術大学で、糸や生地など製作当時の素材に拘りながら、科学分析なども行なった上で修復して頂きました。

一昨年12月には私も大学まで視察に行って、修復の様子を見せて頂きましたが、その際に装束の中に墨書があり、仕立てや修繕に関するレシピ的な指示書のようなものが書かれていました。

昔の方々は本当凄いですね。

今回の武田信玄人形装束は来月10月末迄に納品予定となっており、オンラインで修繕状態を見せて頂きながら解説してもらいました。
beforeを知っている我々としては信じられない程綺麗に直してもらっていて、来月実物に対面するのが楽しみでなりません。

納品前には文化庁の検査的なものがあるそうで、その様子もオンラインで拝見する事になりそうです。来

年の八戸三社大祭が通常通りとなった場合、その時に今回の修復装束で曳き出す事になります。

また納品された装束に関しては、いずれこのアカウントで紹介したいと思っています。