令和三年9月1日 沼舘鎮座 新川神社秋の例祭

本日、龗神社境外末社の新川神社にて秋の例祭が斎行されました。

法霊山龗神社instagramからの投稿

新川神社の春の例祭に関しては以前の投稿で書きましたが、御祭神の瀬織津姫に関しては、未だに考えがまとまっておりません。
なぜか最近ブームをむかえているっぽい瀬織津姫さんですが、様々な書物などを読んでも考察が多様で、何がどうだかわかりません。

よくわからない事を断定的に書いたり、思い込みを最もらしく書くのは、事実だったかもしれない神話の元となったストーリーや史実をおかしくしてしまう行為かも知れないので、今まで読んだ中で出てきた情報だけ羅列すると︎

■天照大神という官職の数代目だった︎
■饒速日命の妻だった︎
■饒速日命と京都貴船で夫婦の仲を引き裂かれて封印された︎
■日本の七夕は瀬織津姫の別名「棚機津姫(たなばたつひめ)」から来ている︎
■多くの罪をなすりつけられて滝壺に流し殺害された︎
■中世「神明さま」と言えば天照大神ではなく瀬織津姫を指した︎
■天孫族に対し怨念を抱き殺害された日本屈指の大怨霊である

まだまだありましたが、さっと思い出せるだけ書きました。

そもそも「神」というのが、古来日本では官職の尊称であったという説があり、今でいう大臣や事務次官の様なイメージの職を神と称した、というのがありました。

例えば陸奥守、山城守、薩摩守などというのも、字は違えど「かみ」と発音しますが、それは神が官職名であった名残りである、という事なのだとか。

その後英語のゴッドに該当する概念として、間違って神をイコールGODとした事でややこしい話になってしまったという事だそうです。

最近では神=GODは間違いというのが常識化していますが、海外での認知は相当であるものの、日本国内ではまだまだ知らない方も多いようです。

という事で、瀬織津姫さんという方が、ある日何かの理由で天照大神という官職に就任する事になった、という説があるそうで、他の神様も官職名として存在するものであるとされていました。
天皇陛下も、即位すれば第何代天皇陛下となるのと同じ考えだそうです。

これら神話研究などの説は、瀬織津姫を御祭神とする神社の御由緒とはかけ離れている可能性があります。
ただ、1枚目の写真に写っている額に「新川神明宮」とあるのがとても気になります。

私ももう少し調べてみた上で、これは凄いと思えるものがあればいずれ書きます。