八戸三社大祭法霊山龗神社オンライン渡御祭第三十四日目 〜下組町山車組〜︎

令和三(2021)年 八戸三社大祭
法霊山龗神社オンライン渡御祭
第三十四日目 〜下組町山車組〜︎

法霊山龗神社instagramからの投稿

写真1〜4:御通り︎
動画5:御通り︎
写真6〜10:部品

協力:八戸テレビ放送、白陽写真館

山車組紹介も残りわずかとなってきました。

本日紹介する9つ目の山車組は、下組町山車組(しもくみちょうだしぐみ)です。

下組町の参加は昭和2(1927)年からで、地元下組町に山車小屋を構える、数少ない山車組です。

やはりここ数日紹介している山車組と同様、現在下組町という住所は存在しませんが町内会名として存在する形となっており、実際の住所としては八戸市柏崎5丁目近隣の一部を指して下組町としています。

山車小屋は青森銀行下組町支店の向かい側にあり、私が地鎮祭で目の前を通った時など、作業している様子やトラックで荷物を運び入れている様子を目撃した事があり、あぁやってるなぁって思いながら見ておりました。

昨日紹介した下大工町をはじめ塩町などもそうですが、現在の住所地の編成では存在しなくなってしまった場所の山車組というのはいくつも存在します。

すると見えてくる問題というのが、対象町内会が狭く住民が少ない事から来る人手不足や、土地が空いていない事などから来る場所確保の難しさという共通問題です。

下組町では幸い場所は確保されているものの、人手不足は深刻だそうです。
新たな担い手となってくれる若手世代が少なく、将来に不安を抱えている様子です。
その為現在下組町山車組は人数が少なく、老若男女幅広い世代の参加でギリギリ活動しているそうです。

下組町では源平合戦などの武者ものが題材として多く、波山車(なみだし)といって海をステージとした山車を得意としていますので、この様なテーマの山車制作にチャレンジしてみたいという方々をお待ちしています。

また近隣にお住まいの方々も、ここから海側方面には山車組がありませんが、下組町では参加をお待ちしておりますので、是非家族やお友達をお誘いの上ご検討ください。

若い世代の方々も、自分のバイタリティを生かして山車制作を行いながら、新たな仲間を増やし、お祭りを楽しんでみては如何でしょうか?
そして将来は自分達が主軸となって制作していく事になりますので、是非気軽に見学にいらして感じてみてください。

そして何より、下組町山車組の制作責任者のIさんという方、目が綺麗ではにかんだ顔がとても可愛いい方です。

おじさんです。

車両のお祓いか何かで神社にいらした時、こんなにお祓いを受けるのが似合う方が他にいるだろうか?と思うほどに、その場の風景に溶け込んだような佇まいで、ある種の感動を覚えたものです。

さらに、人の良さが伝わってくる感じの方ですので、新たに山車に参加しようという方も安心して参加できると思います。

日本の歴史ロマンの最たるものである源平が好きな方、海や船などを表現した山車を作っていきたい方、いじらしい微笑みのIさんと一緒にお祭りをしたい方、お待ちしております。