陸奥国八戸総鎮守 法霊山龗神社ブログ

青森県八戸市の総鎮守である法霊山龗神社で行われている日々の社務や神社や神道に関する豆知識、地鎮祭やお宮参り、七五三をはじめとしたお祝い事をブログでご紹介しています。

社務日誌

2年連続の偉業達成 宮司が車を置いてニコニコしながら気分良く満足げに帰って来た件

法霊山龗神社instagramからの投稿

去年も同じ事をしたのですが、今年も宮司は車を置き去りにして帰って来てしまいました。

本日は朝早くから、龗神社筆頭総代である「河内屋」さんの各社各家を祓う、全社一族総出の春祈祷が行われたのですが、その終わりで起きた事件です。

春祈祷の主となる祭典は、河内屋さんの原点とも言うべき造り酒屋「八戸酒類株式会社」本社で行われ、その後移動して、グループ各社各拠点と一族の各家々、また所有する不動産物件などを祓って巡るという内容になっています。

会社関係は、専務と一緒に車移動、一族と不動産関係は社長と本家まで行き祭典後に徒歩で移動しながら祓うという流れで、今までは私が会社、宮司が一族と不動産というような分担をしていました。

しかし2年程前から、宮司が「歩くのキツいから交代だ」と言い出して役割が逆になっています。

という事で本家に私が伺って祭典を行い、各家と不動産物件を全て祓いました。

本家の祭典には一部の祭具類を神社から持ち込んでいる為、全て終了後には社長の車に祭具を積んで神社まで送ってもらう事になっています。

会社側では祭具類はほとんどない為、全て終わったら八戸酒類本社に戻り、自分の車を引き取って帰ってくるという事になります。

つまり、会社を担当した宮司が車で帰ってこなければなりません。

私は、車の鍵もちゃんと置いてきました。

会社は八戸市外も含めあちこちにある為、帰社は私の方が早くなります。

今日も私が早く帰社し、着替えを済ませたところで宮司が専務の車で送られて帰ってきました。

去年に続き、またもや神社の車を放置して帰ってきたのです。

慌てて専務の所に行って、本社に車置いてきてるから、戻る時一緒に乗せていってくれと頼み、っていうか去年も同じお願いをしましたが、なんとか車を引き取って帰ってくる事ができました。

本社へ専務と向かう車内、歩いて回るの大変だったでしょう、と労いの言葉を頂きましたが、今日は暑かったけど湿度は高くなかったのでまぁまぁ大丈夫でしたよ、と返答。

すると専務から
「宮司さんはエアコン効いた車移動で快適だったからなのか、喋りも饒舌で機嫌も良さそうに回ってたよ。」
という情報提供が。

言われなくても帰ってきた時の顔見てりゃわかりますよ。

んでそのまま気分良くなって車置いて送ってもらっちゃったんだから。

挙句
「えっ、車置いてきちゃったの?」
と私がいうと
「えっ?お前が乗ってくるんじゃないのか?」

いやいや、社長の車に祭具積んでもらってるんだから、こっちが送ってもらうのが普通だと思うんですけど…

という事で、2年連続で車放置して宮司が帰ってきたという事件のお知らせでありました。

最後に写真は、河内屋さんで所有するマンション「サニーライフ」と、その敷地内公園の遊具、本社の神棚前祭壇の写真です。