太公望の装束搬出

本日、文化庁助成事業に指定いただいている、江戸時代の山車人形「太公望」の装束復元修復事業の為、搬出作業が行われました。

女子美術大学の大崎先生もいらして頂き、八戸市教育委員会社会教育課の方々と共に確認作業をしながら梱包され、相模原市へと送られていきました。

ここで危惧すべき事態が発生。

写真1枚目を見て頂ければお分かりかと思いますが、女子美術大学の大崎先生(右の黒い服)と、社会教育課のK女史(左側白衣)との間で、

「日本酒派かテキーラショット派か」

の議論が勃発。

一触即発の雰囲気に。日本酒派の大崎先生に対して、テキーラショット派のK女史が譲らず、パーティにテキーラが無かったらどうするんですか！と熱弁。

いやいや、地酒飲まないと地域の文化コンテンツは正しく理解できないでしょ！と大崎先生。

たじろぎ右往左往する周囲の人々。

という事があったような無かったような。

という事で、3年掛かりの事業は始まりました。

今年の12月、若しくは来年1〜2月あたりのどちらかでは、私も相模原市の女子美術大学に伺い、作業工程などの確認を行う事になる予定です。

その翌日か前日どちらかでは埼玉県にも行って、古文化財保存修復研究所にて人形躯体修繕事業の確認も行う予定です。

来年の八戸三社大祭にて行列をする場合、先に装束修繕が終了している武田信玄が曳き出される事になり、これが祭礼での初お披露目となります。

修繕の様子は逐次投稿していきます。