今年の八戸三社大祭は前進的前向きな縮小を目指したが…

法霊山龗神社instagramからの投稿

先にお伝えしておきたいので書いておこうと思います。

今年の八戸三社大祭は、前進的前向きな縮小にしましょう、と言い出したのは私です。

しかし八戸市で現在270人程度の感染者、商業的な部分を踏まえると、隣接する地域を合わせて現実的な八戸経済圏での感染者は500人超になっています。

正直、ここまで出ると全く思っておらず、私の見通しは随分甘いものだったと反省しています。

私は今日一日、所用で朝からずっと神社におりませんでしたが、帰ってきて、私宛の電話が複数件あったと報告を受けました。

関係する方面からもありましたが、数件については、この状況で本気でお祭りするつもりなのか?という問い合わせだったそうです。

関係者に感染者が出ない事を願うばかりですが、人口割合に対して感染者数が大きすぎるので、かなり不安ではあります。

龗神社では、前向きな縮小に向けて関係者と協議の上様々準備を進め、また地域の方々にも協力を願い、打ち合わせも行ってまいりましたが、今現状を鑑みてどの様な事が可能なのか判断できずにいます。

宮司から、常識的に無理じゃないか?
これは崇敬者や市民の為と言えるのか?と聞かれ、返答できませんでした。

何せ私自身が言い出した事で、引っ込みがつかない部分もあって意地になっている所も正直あります。

なんとか計画した事は実現したい、芸能にも山車にも偉そうに言った手前計画の変更はしたくない、と。

まぁ私自身の自己満足ですよね。

しかし、これで現実的に年内でコロナが終息するという私の勝手な思いも見通せなくなりましたし、サル痘やら何やらが来年に向けて広がったら、また来年もダメ?という可能性が発生してきました。

だからこそ、非常時でも斎行可能な大祭の形を模索するべきだと思います。

人を寄せるのはある程度控える必要があるのなら、祈りと伝統継承を主軸とした方法への変更など、短い時間しか残されていない中でできる事をやっていきたいと思います。

運営委員会はじめ伝統芸能や十一の山車の方々など、私の未熟さゆえ迷惑をかける可能性がある方々には本当に申し訳なく思います。

それでも月末に向けて感染者が激減する事を期待しながら準備を進め、難しい場合は祈りと伝統継承の為の祭礼を目指したいと思いますので、どうか御協力をお願い申し上げます。