法霊山龗神社instagramからの投稿
解体や井戸埋めのお祓いについて。神職の立場で話して良いのかどうかわからない部分が多大にあるので、あくまで私が個人的に経験した出来事を紹介しているもの、とご理解ください。本日午前は朝早くから、神社からすぐの氏子地域である、八戸市番町と八戸市常海町という所の解体安全祈願に伺いました。写真は常海町での様子なのですが、ここでちょっとした出来事があり、この際ですので少し解体と井戸埋めというものについてお話ししようと思いました。解体祓いが終わってからの話なのですが、実は敷地内に井戸があり、こちらも埋めてしまう予定だが、どうしたらいいのかという事で相談されました。事前にわかっていれば解体と井戸埋めを同時に行うように準備するのですが、今回は現地で、しかも解体祓いが終わってからだったので何ともできず、井戸前にて大祓詞を奏上し、切麻(細かく切った麻と和紙に米と塩をまぜたもの)を散米して納める事にしました。これが良い事か、また正しいのかどうかは今回論じませんので悪しからず。通常は解体業者さんから連絡頂き、現地の状況などを簡単に説明頂いて準備を行うのが普通なのですが、今回は個人からのお申し込みで、解体業者さんが何故か参列されなかった為、この様な状況になってしまいました。井戸埋めを行う場合、法霊山龗神社に於いては、神饌と切麻の他、梅の枝と葦(よし)の葉を準備して行います。式としては、修祓、降神、献饌、祝詞奏上と続き、次に埋井の儀として、米、酒、塩を井戸内に埋納します。その時、同時に梅の枝と葦の葉を井戸内に埋納するのですが、これは「梅と葦」で「うめてよし」とする、という事なんだそうです。いかにも言霊の世界という所でしょうか。ちなみにこの後は玉串、撤饌、昇神と続き、納められることとなります。そしてここからは、神職としてではなく個人としての経験談となります。今までいくつもの解体や井戸埋めなどに伺いましたが、とにかく水廻りでは気を遣うものです。というのも、えっ?と思う事などが90%位の確率であるからです。解体や地鎮祭でも稀にそのような経験がありますが、水廻り関係は圧倒的です。井戸埋めで一番印象に残ってるのは、3ヶ月位前でしょうか、土地を更地にする為に何もせずそのまま埋めてしまったというケースです。この直後、そこの家族の方々に立て続けに不幸事が起き始め、奥さんに至っては遂に入院となって回復の兆しが見えない所まで進んでしまったそうです。それで業者さんに相談した所、今からでも急ぎ井戸埋めのお祓いをした方がいいとアドバイスされたそうで、急遽私が伺う事になりました。すると、井戸埋め祓いの申込をした直後、奥様の意識が戻り、数日後の井戸埋め祓いが終わって私が祭壇などの片付けをしている途中、病院から連絡が来て退院の目処がたちましたとの事。ご家族からすれば喜ばしく有り難い事だったわけですが、私がその話を聞いた時は「あぁまたか」と。水廻り関係はこの手の事が多すぎると感じています。どういう事か説明しろと言われてもできないわけですが、この手の祈願祭はきちんとした方がいいと経験上思います。解体でも、特に孤独死などがあった現場ではほぼ何かあります。説明されていないにも関わらず、孤独死の現場はあそこに違いないという事がわかったり。ある時はその孤独死された方が晩年どれ程の寂しさの中で亡くなったのか、その時コタツに入りながらかけていたメガネを外し、長い事会えなかった兄弟家族の昔の出来事を思い出しながら静かに亡くなられた、という事が流れ込んでくる感覚があったり(本当かどうかわかりませんが)。地鎮祭でも様々ありますが、ここら辺は結構曲者で、また機会があれば書きたいと思います。以上、私個人の経験談という事で、神職としてこういうものだと言ってるものではありませんので、どうぞ宜しくお願い致します。#法霊山 #法霊山龗神社 #解体工事 #解体のお祓い #井戸のお祓い #井戸埋め #井戸埋め祓い #井戸埋めのお払い #水の神様 #心霊体験 #心霊現象 #不思議な体験 #不思議な話 #不思議な感覚 #不思議現象