雨の地鎮祭ってどうなのか?という話
今日の地鎮祭、午前は雨でどうなるのか心配でしたが、午後は晴れて素晴らしい天気に。
外でのお祓いは天気との闘いですね。
年中天気予報を気にして生活しています。
という事で、よくハウスメーカーさんに聞かれる話。
施主さんが、雨で今日は残念だったって思わないような会話ってありますか?
龗神社とお付き合いがあるハウスメーカーさんのほとんどから上記を聞かれたと思います。
大体営業さん達は「雨降って地固まるって言いますからね」っていう感じで話されているんだそうです。
こんな時、龗神社では雨は残念では無いですよ、って話しています。
「龗神社の神様って雨や水の神なんで、近所の人たちなんか雨降ったから今日は縁起がいい、ってみんな言うんですよ。」
ちなみに近所の人達は本当にみんなこう言います。
「毎年三社大祭期間って、行列前に雨降って、行列開始前には晴れるってのが多いんですよね。これ見て近所の人達は感謝しないとって喜んで参拝に来ちゃうくらい、雨は龗神社にとって関係深いんで、今日の雨も神様のお気持ちだったんでしょうね。」
こんな話をしています。
現地の地鎮祭を断念して神社で行った場合などは、施主さんが希望すれば本殿などを案内しつつ、龍の彫刻を見てもらい、雨の神だから龍が彫られてるんですよね、今日は多分神様に呼ばれてここに来ることになったんでしょうね、なんて話しています。
実際神社に来て地鎮祭された方々とお話していると、あぁ呼ばれて来たな、この様に思う事が多いですね。
どうして?って聞かれるとどう答えていいかわからないですが、表情や眼を見ていると不思議とそう思います。
ちなみに御本殿は築200年程度の古い建物なので決してキレイじゃないですが、江戸期の神社建築様式に触れてもらう機会によって往古から続く神道の歴史に興味を抱く機会になったり、地鎮祭の喜びを良い思い出として忘れずにいてくれたり等のきっかけになったら良いなと。
そして何より、超自然的存在を畏れ敬う事は古代からの知恵でありますので、祭祀が納められた事を喜び祝い、また続けていって頂けたらなと思っています。