青森県立八戸第二養護学校の修学旅行
本日は、青森県立八戸第二養護学校の中学3年生にあたる皆さんが、修学旅行で来社されました。
本日からの修学旅行日程の一番最初が龗神社だそうで、午前9時前に大型バスでいらっしゃいました。
今回初めて学校として龗神社に来られるという事で、事前に先生方が視察にいらしたり、連絡頂いて打ち合わせを繰り返したり、先生方が子供達に楽しい思い出を残してあげたいという強い思いが伝わってきました。
そこで私の方からも、どの様な話であれば理解して楽しんでもらえそうかなどをヒアリングして、内容と話の組み立てをある程度考えておきました。
今回は2班に分かれて、最初の班が社殿内で見学している間はもう一つの班は外を見学するという形で、入れ替え制での説明でした。
学校の名前からもわかると思いますが、生徒は皆さん何かしらの障害などを抱えています。
そこで今回私の目標としては、障害の程度に関わらず全員が楽しい修学旅行の思い出になる事、神社とのふれあいで心の豊かさへの一助となる事、そして、思わず見たい聴きたいと思うような話をする事。
という事で神社の話、祭りの話、神様の話、ちょっ不思議な体験の話などをしました。
また本殿も案内して、龍の話などもしながら。
凄い喜んでくれた女子生徒の子が一緒に写真撮りたいと言ってくれて、撮影などもしながら終了の時間となりました。
結構積極的な子もいれば、無反応っぽい子もいたりと様々で、大丈夫だったかな?難しすぎたかな?などと不安になりつつ、2班とも見学が終了。
担当の先生がお礼を言うために戻ってきてくれたので、「大丈夫でしたか?」不安になりながら尋ねました。
「いやぁ他の先生方もビックリしたって言っていました。普段大人しくしている事ができない子供達で、騒いだり叫んだりと迷惑を掛ける可能性があると事前にお話ししたと思うんですけど、全員真剣で誰も騒がないなんて初めて見ましたよ。」
ホントならいいけどなぁ、とか思っていたら
「1班の最後に質問した男の子、あの子が自発的に手を上げて質問するのなんて今まで見たことなかったんでビックリしました。」
あぁ確かに表情も変えず大人しい子だったなぁとは思いました。
「騒がなくて寝たりもしないってのが、この子達が興味を示してるって事なんで、凄い良かったです、ありがとうございます。」
そっか、楽しんでくれてたんだ、と思って、もの凄い嬉しかったです。
いい思い出になってくれたかな?
そして全員で絵馬を書いておみくじを引いて、龗神社を後にしました。
この後の旅程も最後まで楽しんで欲しいなと心から思います。